「階ふた」以上の修練で「陰陽が逆転する」ことの意味―3
先回、「階ふた」以上の修錬をすると、その修錬時間中のみ体内の陰陽が逆転するということを申し上げました。それが何だ、と言われればそれまでですが、そうすることによって次のようなメリットが生まれてきます。
根源的な原理は、臥眉山の金頂の神よりお教えいただきました。
私は象徴として、山頂に存在しています。
象徴としての脳の存在です。トップの存在は、回転をしても逆転はしません。
逆転をする、回転をする、
そのことによって、陰であるものが陽に、陽であるものが陰に、変化する一瞬を迎えると、陰と陽の調和が、極めて簡単に、まさしく素早い状態で確実に変換するわけです。
これによって、陰と陽の逆転現象が起きたとき、身体の中の陰陽の調和が素早く図られます。
功法の修練をしているときにだけ陰陽の逆転が起こって、修練を終了すると、逆転がもとに戻ります。
「階ふた」以上の修練で「陰陽が逆転する」ことの意味―2
「階ふた」以上の修錬をすると、その修錬時間中のみ体内の陰陽が逆転します。
それでは、その時陰陽がどう逆転するのか。
陽と陰は、極まって普遍(ふへん)となります。
修練のときと修練以外の時では、変わってきます。
修練をしているときは、陰陽が逆転していますが、修練を終えると元のもとつきわみ図の陰陽の状態に変わります。
「階ふた」と意念すると、その時に、陰陽は逆転して根本の所から変わります。
根本が変わるといっても、中央の中脈は残ります。中脈は後から発展、発見されたモノだからです。
上下の陰陽も変わるのでしょうか?
その通り、修練をするときに、天地は逆転します。すなわち、天が地となり、地が陽となります。
それは、人が生物として誕生した頃の地球に逆もどりするのです。
細胞の根本から元気になって蘇って行く功法となります。
「階ふた」以上の修練で「陰陽が逆転する」ことの意味―1
高山の日之本元極にいらっしゃった方は、気づかれると思いますが、そこに貼ってある「もとつきわみ図」には、二種類あります。
図に向かって右側が赤の物と、左側が赤の物です。あたかも裏返しにしたような二枚です。
前者が「陽のもとつきわみ図」と呼ばれ、後者は「陰のもとつきわみ図」と言います。
全般的に「陽のもとつきわみ図」を使用しますが、「階ふた」以上の修練者が錬功するときは、「陰のもとつきわみ図」を使用します。
では、「階ふた」、「階み」の修錬などでは、この逆転した「もとつきわみ図」を使用するのでしょうか?それは明日お話ししましょう。
蓮花山・接龍臺
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