「階ふた」以上の修練で「陰陽が逆転する」ことの意味―5
前回述べたような、ある程度調整の機能が備わった脳を持っている人もいれば、陰陽の調整が出来ないひ弱な脳を持った人もいます。また、それまでの生活環境において、極端に傾いた者の場合には、調整が出来ないために発狂、パニック発作の状態がおこります。
激高する、パニックを起こす、陰陽の逆転現象の許容量が少なくて、耐えられず起こすのです。その 抑制力もその者に備わった力です。
「はらがたつ」という怒りの感情は陽の気です。その陽の気を蓄積していくと、許容量の少ない脳を持った人は、身体を防衛するために、突然パニックを起こすようなこともあります。
陽の気を爆発させて、逆転しやすいのは、女性では月経の関係もあります。月経前のホルモンバランスが悪いときに起こりやすいのです。男性でいうと胃腸の問題が原因することがあります。胃腸の問題が脳に届き、脳の問題が胃腸に返されてという循環がおこります。
暴飲暴食でストレスをためてパニックになるということもあります。それらの原因は小さな事である場合が多いものです。
訣の力
本日より、訣の力が大幅に上昇しています。
日之本元極の修練者が、どの「功訣」であっても唱えることで、その功力(効力)が大幅に向上しています。
よって功法による成果が著しく上がったといえます。竅穴をつくる力も大きくなり、期間こそ変わりはないものの、その一つ一つの竅穴の力が尋常ではなく強力になります。
病気の者は、今までより早く癒されるということがおきます。
響きによって、その修練効果がもたらされる功法です。響きによって修練効果がもたらされる特徴のある功法ですから、訣の力が大きくなれば、著しく修練効果がもたらされます。
昨日行った功法と同じものを、同じ訣で同じように念じ、今日してご覧なさい。
大きな変化を感じられることでしょう。
日之本元極の功訣すべてが、本日より変わっているのです。唱える12字真言や念訣の響きの成果が顕わになります。
修練効果、修練効率は、目に見えて上がり、信じて疑わずに徳と功を積み重ねることが出来る者であれば、上達のスピードは、はるかに向上します。
そのために、好転反応が出てくる者もいますが、それは信じて疑わぬ気持ちで乗り越えなければいけません。 なんでもかんでも好転反応とは言えませんが、「好転反応」である可能性が、大きくなることをお伝えしておきます。
これらのことを乗り越えて、信じる気持ちの延長線上に 修練が存在すれば、念訣の力が向上して、効果、功力がもたらされます。
「階ふた」以上の修練で「陰陽が逆転する」ことの意味―4
先回述べました根源的な原理を使って、我が師、張志祥先生は、次のように功法へと応用されたのです。
功法によって陰陽の逆転することが、修練を重ねることによって可能になってきます。それによって、自分の意志とは関係なく、陰陽が逆転してしまったときに、瞬時に元に戻して調和させることが出来るわけです。
精神分裂病や自閉症などの陰陽の逆転現象が起きやすい者達が、この功法をすることによって、それらが、自分で調和回復させることが出来ます。
陽と陰は、備わったものです。陰ばかりの所に行ったり、陽ばかりの所に行ったりということは、日常的に起きることです。この時に、身体が受け取る陰陽のエネルギーを身体が自動的に調整できるならば、身体の意識とは全く別に、身体の陰陽は乱れることなく調整できる訳です。
蓮花山・苦盡亭
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