「まつり」の形

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以前、何回か神々と酒について書いた事があります。今回はその神の酒への好みについて書いてみたいと思います。私自身はあまりお酒が強くなく、私から話すのも烏滸(おこ)がましいのですが、神からの伝言と思ってお読みください。

日本の神の好みの第一は、にごり酒、清酒、米の味のする酒といえます。

今流行りの、きれいで、かおりだけの酒よりも、「米と麹のかおりと味が何よりなつかしく嬉しい。」とおっしゃっています。
「ほどよい程度に朗らかに、和気あいあいと酒を飲むのがなにより好ましい。」とのことです。

羽目を外して、いさかいの元になるような逸脱して飲み過ぎるのは、好ましくはありません。杯を飲み干したら、次が継ぎ足されるのが、習わしです。杯の中に、まだあるのに継ぎ足したり、継ぐのをせかしたりしてはいけません。

皆で一緒に、飲むというのは身の程を知るということです。身の程を知らぬ若者に、酒を勧めたり、飲ませることもよくはありません。

抑圧された、心の垢、邪気を少々外してくれる役割が酒にはあるので、そのために飲み、語り、楽しみ、宴を共有して祝い、せき(責?席)を盛り上げる。ほがらかな薬にして、用いる。作用させる。

食と一緒に酒を進め、食を勧め、思いをおさえ、楽を共有する。苦しみの酒となってはいけません。

通りすがり

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