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上高地に呼ばれる 2
上高地には、二度ほど行ったことがありますが、それも既に数十年前の話。
まだ乗用車乗り入れオッケーの時代です。
平湯、新島々などからシャトルバスが出ています。
平湯から往復2000円でした。
少し高いなぁ。
来なさいと言われたのは、明神池の畔に祀られている穂高神社奥宮です。
バスの終点、河童橋から約3キロちょっと。
梓川に沿って少しの登りを進んでいきます。
河童橋には、「上高地」ではなく「神河内」とあります。
なるほど、河童橋の両端は鳥居のようです。
写真の五千尺ホテルのアップルパイは、絶品。横の売店で販売しています。
穂高神社奥宮にたどり着くとそこには「神降地」と書いてありました。
それらを見て、妙に納得がいきました。
その昔、明神池に神が降臨したので、そこが「神降地」。
そして、その神は川の中にいらっしゃるので「神河内」。
そのうち、それらが忘れ去られて、漢字を「上高地」と変えられたのではないか。
写真をクリックすると大きくしてご覧になれます。photo by CANON S90
上高地に呼ばれる 1
一週間ほど前、お呼びがかかった。
「千曲川の上流、上高地にいらっしゃい。」
これを聞いて、
「そんな訳無いだろ!」
と、思いました。
確か、千曲川は長野県の東側、群馬県寄りから新潟県に流れ、
つまり北に向かって流れる川だと記憶にありました。
片や、上高地に流れる有名な梓川は、同じ長野県ながら、ほぼ岐阜県との県境に有り、
明神池から大正池の方角に、南に流れる川だということを知っていたからです。
「神も、呆けたもんだ。」
と思いながら、念のため地図を開いてみました。
すると、何ということか、
梓川は、一度南下した後、奈川渡ダムでほぼ直角に流れる方向を変え、
野麦街道沿いに北東に流れているではありませんか。
そして更に北上を続け、犀川と名を変え、長野市の東側で千曲川と合流していたのです。
その千曲川はどんどん北上して、新潟県に入り、信濃川と再び名を変え、
日本海に流れ込んでいました。
なんたること、全く私の知識の中に無いことを神は、伝えて下さったわけです。
最初お聞きしたときは、
「また、戯れ事を言って・・・・」などと思い、行く気もありませんでしたが、
上述の事実を知ってしまった限り、行かざるを得なくなりました。
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