今回から、ステロイドをよく使って、重症度を増していってしまう病気のいくつかについて、

個別に書いてみます。

まずは、膠原病(こうげんびょう)の類(たぐ)いです。

膠原病のメカニズム 1

膠原病という病は、水分を細胞に取り込んで、含んで水ぶくれになった細胞が、

その後 老化を繰り返していくというメカニズムです。

中医で言う所の「風、寒、湿」や「風、暑、湿」の病にあたります。

それが何故、硬化していったりするか(膠原病の一種、強皮病等を言っている)というと、

それには攻撃する免疫力が関わっています。

その免疫力は、若くて体力があって、盛んなほど、

老化した細胞を食いつぶして、攻撃して無くしていこうとするわけです。

そうであれば、何故老人が老化した細胞を持つのかと言えば、

免疫力も低下しているからです。

免疫力も、退化する、老化するわけです。

老化した細胞を攻撃することが出来なくなってきます。

そのために老化がすすんで、免疫も働かなくなって、

老化も進んでいくわけです。

然るに若くて、老化した細胞を攻撃する体力がある者、

免疫のメカニズムを強く保っている者ほど、その攻撃するシステムが強いわけです。

なかには、その攻撃するメカニズムが鋭敏すぎて強く反応してしまうので、

自分の細胞でありながら、攻撃していくということが起こり始めます。

それが過敏な免疫反応、膠原病の始まりなのです。

されども、これらの免疫の鋭敏さというのは、それぞれに個性があって、

一概に細胞が老化しているだけだといえるものでもありません。

キャノンS90

ステロイドの処理 3

日之本元極功法では、有形有象の肉体と無形無象の肉体が連動していることを解明しています。

この無形無象の肉体の方から、このステロイドについてどんなことが判るかと注視してみますと、

ステロイド剤を使用する事による決定的なマイナス点として、

肉体自らよりの分泌が止まることがあります。

外部からのステロイド剤の注入によって、内部での分泌は必要がないと認識するのだろうと思われますが、

体外よりの蓄積していってしまうステロイドがどんどん必要になり、且つ更に蓄積するという結果を生みます。

内部からの分泌がないのですから、外部からは投入せざるを得なくなり、

症状が加速度的に酷くなるという構図です。

要は、原因を追及するのではなく、

症状を消すことに医療の主体があることが病をより複雑化しているとも言えます。

主にステロイドが使われる病気には、炎症のみの有無に一喜一憂するような療法ではなく、

完治まで少し時間をかかるかもしれませんが、

根本的な原因である免疫力の調整能力の正常化などに力を注いでいただきたいと思います。

結局その方が、

トータル的には遙かに早く好結果を見ることが出来るのではないかという結論に達します。

西洋医学的にも、一日も早く無形無象の肉体の存在に気がついて、

そちら側からの治療も始められることを嘱望するものです。

キャノンS90 

ステロイドの処理 3

体内で作られたステロイドは、細胞の物質に消えていく情報が載せられているので、

すぐに消えていくのです。

いうならば分解されて消えやすい、消えてしまいやすいような、

溶けて消えてなくなりやすいような仕組みの構造をしています。


しかし、薬として身体の中に入れるためには、すぐに消えてしまうようなか弱い分子構造では合成できませんでしたから、

人工的に合成するためには、しっかりとした組成構造がなければならないのです。
人工的には、体内で作られるようなステロイドの構造には、生成出来なかったのです。

そこは大きな問題点ではありましたが、人の知識ではそれが出来なかった。

もちろん、それは神の意図でもあります。


このステロイドによっても、人の身体はむしばまれていきます。

そして終末の世になって、

医学と無形のものを扱うような功法が対決する、「ひとつの意図」が創られています。


こうしたステロイドが作られた背景には、臨床医は化学をしない事があります。

臨床医は、薬の開発を手がけないし、薬の組成を研究しない。

薬を研究する者は臨床医をしない。

そういう医学の分業作業の中での弊害の中で、

分解されやすいステロイドホルモンは、開発されなかったということです。

ステロイドの処理 2

本来そうした性質を持って体内で対処しているものが、自然に壊れることのない人工のステロイドが体内に入れられると、

受容するレセプターは存在する限り持ち続けるので、次々に入ってくる合成されたステロイドに対して、

必要であるかのような誤認識を受けて、受容体も作られ続けます。


そのために、どんどん受け止めて、受け止めて、身体の中に蓄積されていきます。
身体の中にはセンサーがあり、毒と認識されれば、受容体は受け取ることなく、

またはすぐに手放して、身体の外に排泄する仕組みがありますが、

ステロイドはそうではなく、身体にとって極めて需要であるという認識を得て、

身体の外に排泄されることなく、蓄積される結果になります。


ステロイドの排泄ほど難しいものはありません。

医学の新発明だとされて魔法の薬のように標榜されているステロイドですが、

効果は表面上、劇的にあるように見えて、それは使用者の寿命を縮めていく結果をもたらします。

ステロイドの処理 1

ステロイドにおいて、体内で作られるステロイドホロモンと、

体外から薬として入れられるステロイドでは、身体の中の処理はどう違うのでしょうか?

身体の中で処理される条件が違ってきます。

状態が違うのです。

つまり身体が処理できるステロイドと、 処理できない合成されたステロイドだという違いがあります。

身体の中に取り入れられた合成されたステロイドは、

分解されることなく、いつまでも 身体の中に残っていきます。

そして、骨に蓄積されます。

内臓にも、皮膚や肝臓、脂肪の中にも蓄積して定着していきますが、

その中でも寿命の長い骨に定着する率が、他の物質よりも多いのです。

それは、ステロイドがきわめて重要な役割を持っている物質なので、

誤認識されたステロイドを受け取るレセプターの物質が、

いつまでもステロイドを離さず持ち続けます。

通常であれば、持ち続けるレセプターは持ち続けても、ステロイドホルモンが消えて無くなってしまうのです。

体内で作られるステロイドは、自然に消滅、消えて無くなります。

そのようにして消滅しますから、次々に作られては消える、

作られては消えるので、体内に蓄積して増え続けることはないのです。

必要な分だけ、身体から分泌されることになります。

ステロイド薬は有功か?―5


ステロイド剤無しで、炎症をどう抑え、解決したらよいか?

それを元極功法で、どう補えるのか?

如何に元極功法といえど、闇雲にやるのではなく、

その人の性質に合った功法を選ぶことが肝要です。


まず、肝臓の働きによって、損なった皮膚の機能を取り戻せることをお伝えします。

ステロイド剤を排出する機能を肝臓が担っています。

皮膚表面から取り込まれた毒物の排出をも肝臓が担っているのです。
肝臓の排出する力が強くなれば、

皮膚表面から取り込まれたステロイド剤の排出も可能になります。


それを手助けする功法は「清昇濁降・む」ならびに「炎色水香」です。

これらの功法による高い排出力を養うことが速やかな回復をもたらします。
「清昇濁降・む」は、肝臓の排出機能だけではなく、無形という形で病因を排出します。

勿論同時に、今まで使っていたステロイド剤をも排出します。

この功法を実施すると、ステロイド剤常用者のみならず、

薬剤の多用者は「薬臭い」自分を自覚することになるでしょう。

ただ、「炎色水香」によって排出されるものには、制限がある為に、万全とは言えません。

個人に合わせた功法が必要となります。

発展途上国の近代化が著しい昨今、今後は大洋をはじめとする水、

大気、食物などからの汚染物質の浄化が充分行われず、

体内に溜まっていくばかりになるでしょう。


三元エネルギーを取り入れ、身体に悪い物を排出することの出来る功法、

「日之本元極功法」が活躍する時代だと言えます。

ステロイド薬は有功か?―4

ステロイド剤の使用を中止すると、化膿するなどの症状について
これはリバウンドなどではありません。

長期間にわたって行われてきたステロイド剤の副作用による、正確な症状です。

薬をやめたことによって、抑えられてきた副作用が表面化しただけのことです。


薬の副作用が何故表面化してこなかったかという点について、お答えしましょう。

それは、薬の使用頻度の高さによって、構造変化、皮膚の構造変化が起きてくるのです。

薬の継続が引き起こす薬害として皮膚構造の変化が考えられるのです。

ステロイド剤は、炎症を強制的に抑えます。

この働きが反対に、正常な皮膚の働きを損ない、構造を変化させてしまうのです。
正常な皮膚構造とは比べられない位、変質した皮膚構造は、

細胞の一つ一つの内部における健康的に水分を蓄える保湿能力が無くなってしまい、

結果として皮膚の状態を正常に保てずに、更なる症状に冒されやすくなってしまいます。
ステロイド剤が切れると、保水性に劣る構造に変質した皮膚が、

自らを守ることが出来ず炎症を再発し、またそれを抑える為にステロイド剤が必要とされます。


結果として、連鎖的に正常な働きが損なわれるのです。

ステロイド薬は有功か?―3



人はそれぞれの症状を持っています。

特にステロイド剤を使うに至るまでのような方々は、

それぞれの症状を持っているが為に使用に踏み切っています。


それを解消する為には、元極功法による、体質の改善が必要です。

個々の原因に合わせた働きをする功法の選択が病気の改善を促すことでしょう。
元極功法は、対症療法ではありません。

例えば、血圧の高い者も、血圧の低いものも、同じ功法をすればどちらも正常になっていきます。

ステロイド剤を使うに至る症状の原因として考えられることの一つには、

健康維持できない程、化学物質に汚染された環境があります。


その対策として、既に汚染物質等が体内にしっかりと入り込み、

健康状態を維持できないまでに体質が変化してしまっている状態からの脱却が必要です。

化学物質などの体外排出と、体質改善によって健康回復が求められるのです。


一度体内に入ってしまった物の排出など、現代科学や医療のレベルでは、出来るはずもありません。

今こそ日之本元極功法が求められるときだと言えます。

ステロイド薬は有功か?―2

ステロイド剤は、使い始めると一生使い続けなければならなくなり、

使っている限り副作用どんどん強くなって、ずっと悩まされ続けるという薬のようです。


医薬関係者の中にも、この薬の使用に反対の意見の方々も多いと聞きます。

「医薬ビジランスセンター」の出版物「薬のチェックは命のチェック」には、

アナフィラキシー・ショック

(薬剤に対するアレルギーの為に、急激に呼吸困難になって、

血圧が下がり死亡することもある病気。

アドレナリンとステロイドの緊急使用をしなければ、死ぬこともある)や、

急性のぜんそく発作などの緊急時以外の使用を戒めています。


また、実際アトピーなどを扱っている医療の現場の医師などにも、

経験的にステロイド剤では治らず、副作用の害の方が大きいと、

民間療法の模索をしている方々が多いようです。
ステロイド剤の効用は唯一、炎症の緩和であり、

多くの副作用を持つことを認識していなければなりません。

そして習慣性があって、長期には消炎効果も後退があるということです。


ですから、症状である炎症のみに惑わされることなく、

その炎症を起こしている原因を絶つこと、絶つ方法を模索すべきだと思います。


今まで、このブログを初め、あちらこちらで「ステロイド」について書き散らしてきたものが、
少し溜まったようなので、整理しながら再掲したいと思います。

ステロイド薬は有功か?―1

2009/11/27中日新聞「紙上診察室」の欄で、下のように書かれていました。

「ステロイドやめたら肌が化膿」
Q)13年間、肌荒れにステロイド軟膏を使い続け、知人の勧めでやめたら、
顔、身体、足が象の肌のようにひび割れて化膿しています。(男性・35歳)

A)リバウンド状態、専門医へ―東京医科大皮膚科教授 坪井良治氏

肌荒れの治療にステロイド外用薬(軟こう)を使っていたということですが、
一般に、ステロイド外用薬は、慢性湿疹やアトピー性皮膚炎などに使用します。

ご相談の場合は、これらの皮膚の病気にステロイド外用薬を使っていて急にやめた為に、
押さえられていた元の病気の症状が悪化したことが考えられます。
いわゆる「リバウンド」といわれている状態です。

長期間ステロイド外用薬を使っている人は、使用を急にやめてはいけません。
症状を見ながらメリハリを付けて使うことが大切です。
症状が軽い場合は、一日おきに使うといった間欠療法を行うのが普通です。
皮膚科医の指示ではなく、自己判断や周囲の勧めで薬をやめることは大変危険なことです。
症状が悪化することがあります。

ステロイドの外用薬については、副作用を必要以上に恐れる人もいるようですが、大きな誤解です。
長い間内服している人には骨がもろくなったり感染症を起こしやすくなるといった副作用が出ます。
一方、外用薬の場合は、長期間使用をすると、皮膚が薄くなったり、
毛細血管が浮き出る酒さ様皮膚炎などが起きることがあります。

(注[goo辞書より]:しゅさようひふえん【酒皶様皮膚炎】

【英】Rosacea-like Dermatitis
どんな病気か

 湿疹(しっしん)などの治療のために長期間、副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン剤軟膏(ざいなんこう)を使っているとおこります。
口や鼻唇溝(びしんこう)のまわり、あご、頬(ほお)の毛細血管(もうさいけっかん)が拡張し、皮膚が真っ赤になって腫(は)れ、
にきびのような丘疹(きゅうしん)ができ、皮片(ひへん)がふけ状にはがれ落ちるため、口囲皮膚炎(こういひふえん)とも呼びます。
かゆみ、ほてり、つっぱり、ヒリヒリ感もあります。

治療
副腎皮質ホルモン薬を含む軟膏の使用を中止します。
急激に中止すると、湿疹などの病気が再発しますから皮膚科を受診しましょう。
)


特に顔には、こういった副作用が現れやすくなりますが、
前述した間欠療法や別の外用薬を使うことなどで対処できます。
ご相談者はできるだけ早く、皮膚科専門医の受診をお薦めします。

上記のようなお医者さんも多い中、医薬関係者の中にもまったく反対の意見の方々もいらっしゃいます。

実際、記事の如くであれば、一生ステロイド剤を使い続けなければならない訳であるし、
副作用にはずっと悩まされ続けることになるのです。
使い始めの一時は、症状は表面的に緩和したように見えるのですが、原因を消すことのない薬だということでしょう。