何故治らないか、何故症状の改善なら可能なのかをお話ししましょう。
現代医学では、約10%が遺伝性ALSであり、
残りは遺伝性が認められない孤発性であるとされています。
しかしながら、我々はそうは見ていません。
100%遺伝性であり、尚かつそれに心因性の異常が重なり、
加齢による免疫力の低下がこの疾病の発病を促します。
上述の通り現代医学では、
一部常染色体優性遺伝で21番染色体の突然変異などがあるとされていますが、
常染色体の遺伝子だけではなく、性染色体の遺伝子に関わって、
病気の遺伝が存在しています。
また、それに体質遺伝も重なるからやっかいなのです。
性染色体の遺伝異常があるが故に、
女性に比べ、圧倒的に男性の罹患者が多いのです。
また、発病患者の地域罹患率が偏っている事(日本では紀伊半島に特徴的に多い)は、
遺伝が原因である事を物語っています。
もし100年、200年前にしっかりとした統計が取られていたとしたら、
もっと鮮明に地域性が顕れていたでしょう。
現代のように、人の移動が活発になってくると、
病気の地域拡散を起こしているので、それらの事が明確には出にくくなっています。