我らが師こと「カメ仙人」の気功講義をご紹介していきます。
今回は「もとつきわみ図とゼロ地場」について、10回シリーズの8回目です。
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3.伊那谷・長谷村の分杭峠とゼロ磁場 1/3
10年ほど前、張志祥先生が来日したとき、佐々木茂美教授のお誘いで長野県の長谷村を訪れたことがあります。そこで張先生は分杭峠の直ぐ下に気の吹き出す場所を指摘されました。そしてそこに建物を建てることを進められ、早くするようにとも言われています。
村では随分暫くたった後、約4キロも離れた下手(しもて)に生涯学習センターを建てるに至りました。張先生は、「気の吹き出しているその場所に早く建てなさい。」と言われたのです。このことは非常に重要なことです。その場所に早く建てる必要があったのです。
そして、その場所は何も建てられることなく、何年も放置されました。残念ながら今ではそこには何もありません。誠にもったいないことでした。
地元では、分杭峠の近くに中央構造線という大断層が存在するから、ゼロ磁場がそこにあるのだという理屈を付けているようです。しかしそれなら何故、パワーラインにならず、パワースポットなのでしょうか?理屈に合いません。日本中に断層は無数に存在しますが、そこに押し並べてパワースポットやパワーラインがある訳ではありません。例えば阪神淡路大震災以後知られることとなった六甲一淡路断層帯は南西から北東に延びる約50キロメートルもある大断層ですが、ここに良い気の揚を感じるスポットがあるという報告はありません。
更に野島断層などは、六甲一淡路断層帯が動いたことによって断層のズレが10キロにわたって地表まで顕れた部分であるにも関わらず、別にパワースポットでも何でもありません。無形のものを是が非でも有形の物で理由付けしなければならないとする、現在の風潮、科学の悪い例となっています。
つづく・・・