気功講義

我らが師こと「カメ仙人」の気功講義をご紹介していきます。

今回からは「北京で行きたい場の良い所」について、4回シリーズの1回目です。

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北京で行きたい場の良い所

※2007年に公開された講義内容であることを申し添えます。

 来年は北京オリンピック。観戦を計画されている方もいらっしゃることでしょう。それでなくとも最近は中国にいらっしゃる方が増えました。今年になって私の周りでも3人4人と行かれた方を数えることが出来ます。日本人がよく行くのは上海、西安、そして北京です。私は既に二十数回中国を訪れましたが、北京にはまだ数回しか行っていません。でもその経験の中から、北京を「場の良い」という観点で見て、少しご紹介をしてみましょう。

 北京は計画的に創られた町です。もちろん風水の本場ですから、自然の場の良さは第一に考慮されています。そして神との関係を保つため、季節、季節の祭壇を設け祭ることによって、豊作や国の安らかなることを祈ったのです。

 それらの祭壇は当然、神が降り立たれるところですから場の良いところに設定されていました。そして皇帝の住まうところも良いところが選ばれています。

 皇帝の住まう所、つまり故宮を中心として元々爽やかな、気に溢れた、なおかつ生き生きとした活動的な所に町がつくられました。

 そして故宮の南に天壇、北に地壇、西に月壇、東に日壇と、故宮を守るように周りを囲んで設けられています。更に天壇の直ぐ西隣に農業と薬の神といわれる神農を祭る、先農壇が造られました。これらの壇では、季節季節に捧げものを上げたうえ、丁重に政(まつりごと)が催されてきたのです。

 神々もそれに応え、それぞれの壇に役割役割の神が存在し、国を守ってきていました。故宮にも代々の皇帝を守る神が存在しています。

続く・・・

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今回は「元極の秘法―意念鍼(いねんばり)」について、5回シリーズの最終回です。

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元極の秘法―意念鍼(いねんばり)

元極の秘法―点竅通経秘薬法(てんきようつうけいひやくほう)

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 そういえば、確か2002年の冬だったと思いますが、武漢近郊にある李時珍のお墓と博物館にも行ってきたことを思い出しました。武漢の町中から車で2時間ほどだったと記憶していますが、広大な畑のど真ん中にぽつんと平屋の博物館があるのも奇妙な感覚でした。李時珍は、「本草綱目(ほんぞうこうもく)」によってそれまで雑然としてまとまりの無かった漢方薬の世界を統制の取れた判りやすいものへとまとめ上げたのですが、それが出来たというのも、体内の経絡や気の流れを薬効という観点から見つめることが出来たからに他なりません。彼もまた経絡の働きを知り尽くした鍼の達人だったのです。

その後、李時珍(りじちん)からは漢方の知識だけではなく、鍼の打ち方も学ぶことが出来ました。

随分この後になってからも中国の先哲からは、いろいろご教授いただきました。例えば、五禽戯(ごきんぎ)という気功の先駆けとなる様な動物の動きをまねた功法を作った華佗(かだ)にも鍼の技法をいろいろ教えていただきました。この人は、後漢の末頃の人と言われ、外科手術を初めてし始めた人と伝えられています。

日本の人達にも多くを教わっています。代表的な方には、華岡青洲の弟子で一般にはほとんど知られていませんが、宮河順達という人がいました。この人は華岡青洲にほとんどその栄光を奪われてしまった人です。麻酔の技術もすごかったのですが、その診断力に並外れたものを持っていました。

これら先哲の知識情報技術を集積し、駆使することにより、その時その人の状態に一番合った方法を選んで併用することが出来るようになりました。

その方法の名前を、主に中医漢方の知識によっていたことから「点竅通経秘薬法」と名付けて暫く帯功の形で行っていました。

この功法を受けることは、そういった形で三元の情報を実際肉体で受け取る修練となります。通常帯功は座って受けますが、この功法の被術時はほとんど寝て受けて頂きました。その方が体感しやすいと思ったからです。背骨や骨盤にずれなどがあって、なおかつ敏感な方は、突然全身がビクッと跳ね上がったりしたものでした。

それらの永い変遷があって、今の「心身共鳴神法」が存在するのです。

日之本元極 亀仙人

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今回は「元極の秘法―意念鍼(いねんばり)」について、5回シリーズの4回目です。

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元極の秘法―意念鍼(いねんばり)

元極の秘法―点竅通経秘薬法(てんきようつうけいひやくほう)

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 その後この自己流意念鍼は、「鍼が出来るなら、灸でも出来るだろう」「鍼灸が出来るなら、吸い玉も・・・」「次には整体、カイロプラティック、整骨、」 等と、次々いろいろな方法が、そして最適で一番効果のある組み合わせで選択されて、同時に施術されるようになっていきました。

 各方法の古典的名著や力がありそうな人の著作をインターネットなどで探し、なるべく訳本・解説書などを避けて原本を購入、瞬観速読法(搬音修練法を受講することで身につけていくことが出来る速読法。顕在意識上にはあまり具体的に情報は上がらないが、潜在的なその他の自己意識が情報を把握する。意識で受け取るので、使用されている言語は問わない。訳本は間違いや著者の真意を訳せないことが多いので避けた方が良い)で片っ端から情報を取り入れました。

主に中国の古典で中医学の土台的拠り所となっているもの、例えば「黄帝内経(こうていだいけい)」「奇経八脈考」「千金方(せんきんほう)」「難(なん)経 (きょう)」、等をインターネットで購入したり、中国の知り合いに頼んだりしました。自ら訪中時に北京の白雲観(道教の総本山)周りの本屋などで探して購入したものも多くあります。

 同じようにして神農がまとめたと言われる「神農本草経(しんのうほんぞうきよう)」や、李時珍(りじちん)の「本草綱目(ほんぞうこうもく)」等より、漢方の知識も取り入れるようにしました。神農とは、三皇五帝の一人といわれる伝説上の人です。李時珍(りじちん)は1500年代、明の代に祖父、父とも医者の家庭に生まれ育った人で、名医と唱われました。

つづく・・・

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今回は「元極の秘法―意念鍼(いねんばり)」について、5回シリーズの2回目です。

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元極の秘法―意念鍼(いねんばり)

元極の秘法―点竅通経秘薬法(てんきようつうけいひやくほう)

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 しかし、私はその功法を最初見た瞬間から何故だか「これは私にもできる。」と思いました。実際蓮花山内のホテルの一室に帰ってから何人かに向かって確認してみましたが、きちんと出来ていました。

 帰国後もお遊びで、たびたび真似事をしていましたが、よくよく考えてみるとすごい功法ではあるが実際的なメリットがあまりないのではないかと疑問が湧いてきました。

メリットとして
1、実際の鍼を使わないのですから、鍼の費用はかかりません。
2、鍼の使い回しがあり得ないので、エイズやC型肝炎の感染はありません。

 しかし、現在はほとんど鍼の使い回しをしませんからこれはメリットとはなりえません。実際に鍼を打つのと同様、ツボに一本一本打って行くわけですから、同じように時間はかかります。
そこで私はどうせ意念で打つのであるから必要な箇所を全部を同時に打ったらどうかと思いました。悲しいかな私には鍼や経絡ツボの知識がほとんど有りません。そこでよく鍼のことに精通している達人に聞けばいいのではと思いました。さらに鍼を打つ技法も何もかも知らないのだから、技術に長(た)けた鍼灸師に手を貸してもらえばいいのではないかと考えました。その時、私の知っている鍼の達人といえば「馬礼堂–ばれいどう、マー・リータン」しかいませんでしたから、その人に頼むことにしました。馬礼堂は中国の気功家で、「六字訣」という功法を整理し広めた太極拳の達人でもあります。

 「馬八鍼」と言って「馬先生が八本の鍼を持てば治らない病気はない」と聞いていました。そしてその馬先生の知識と技術に対応できる鍼灸師を多く集めて、同時に多くの鍼を打つ仕事を頼もうと思いました。その通り馬先生に被術者の状態によりどこに鍼を打つべきかをお聞きし、腕の確かな多くの鍼灸師に打つことを依頼して、何人かの被術者たちに試してみると、「体中がチクチクした」とか、「悪いところが良くなった」などの感想を得ることが出来、確かに効果があるようでした。

つづく・・・

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今回は「元極の秘法―意念鍼(いねんばり)」について、5回シリーズの1回目です。

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元極の秘法―意念鍼(いねんばり)

元極の秘法―点竅通経秘薬法(てんきようつうけいひやくほう)

 2000年8月、前年の法輪功事件の余波を受けて蓮花山の元極学講座が禁止されてから初めて、蓮花山を訪れました。元極康復医院から蓮花山病院と名を変えた病院での治療と中医学の基礎講座という内容です。その時中国全土で3カ所しか認められていなかった気功治療(貫頂・帯功)を受けること、薬草風呂、おなじく薬草の足湯、全身点竅按摩(ツボから修練者が三元を入れながらの全身マッサージ)、同じく点竅足裏マッサージ、中医学の基礎講座、そしてその時初めて受けることになった「意念鍼」というような内容です。

 10名にも満たない少人数での体験旅行でしたが、緊迫した中国の体制内で、張先生とお話しできる時間を持てた貴重な訪中でした。

 五日間ほぼ同じ内容の繰り返しという毎日でしたが、病人にとっては日々の回復が目に見え、修練者にとっても自己の修練時間が日本国内のあわただしい生活で充分ではないのに比べて、満足できる内容になっていたと思われます。

 意念鍼とは、施術者が被術者の体内を内視し、悪いと思われるところに通ずる経絡上の経穴(ツボ)に鍼を打つ真似をします。そしてその結果、体調の悪かったところの改善が図られるというものです。実際に鍼は使わず意念により気の鍼を指先に造って、その無形の鍼にて作用させるわけです。被術者は目をつむっているのですが、敏感な人は「あぁ、ここに打たれる。」と、打たれる前から場所が判ったり、打たれた場所がチクリと痛んだりするのですから、プラシーボ効果ではありません。また、被術者の悪いところも事前に施術者に伝えているわけではありません。この功法は、図書館司書をしている女性が張先生の指導を受け開発したもので、その時点で蓮花山病院でも三名の方しかできない功法でした。

つづく・・・

意念鍼の体験談は、こちら

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今回は「ゼロ磁場についての追記」について、3回シリーズの最終回です。

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ゼロ磁場についての追記 3/3

 それらのゼロ磁場や龍穴を内に持つ土地は、通常の家や土地と違い、風水で言う入る水(気と考えていただいて構いません)の優劣、出る水の優劣によってその気の場が変わる訳ではありません。その内部に気の出口を包含する訳ですから、外に開口しておく必要がないのです。むしろ周囲を囲い、気が漏れることを防ぐ必要があります。蓮花山に行かれた経験のある方は、思い出して下さい。何回もかけて、蓮花山はその敷地を広げてきましたが、いつもその外側には2メートルを超える様な塀で囲われていました。裏門である「道徳門」は、車が通行するとき以外は閉じられています。表門である「元極門」は、観光地となってしまった現在では開いたままですが、以前は都度都度、閉じられていました。内部にある元極図を構成するゼロ磁場や、いくつもある龍穴からのエネルギーを散らしてしまわないための対策です。

ゼロ磁場とは、陰と陽が絶妙に調和した所から、まるで湧き出る様に生発されるエネルギーの存在に気づき、物質的視点から命名された言葉です。しかし、それは「元極図」や「もとつきわみ図」といった更なる大きな原理の一部を見たに過ぎず、一面的な命名であったと感じています。この言葉の位置で留まることなく、「もとつきわみ図」という大きな原理の理解と、修練によってこのことの実際的な応用を、多くの方に可能としていただけるように願っております。

 日之本元極 亀仙人

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今回は「ゼロ磁場についての追記」について、3回シリーズの2回目です。

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ゼロ磁場についての追記 2/3

 そうした自然の恵みにより完成されているゼロ磁場の典型が中国蓮花山です。張志祥先生が初めて蓮花山を訪れたとき、それはそれは火の吹き出るような、とても熱い、そして暑い思いをされたそうです。地下には、マグマの吹き出し口が地上に吹き出すように、そして水、風、それらの自然の条件が整備された極めて場の良いところだったと聞き及んでいます。

 このように自然に造られたゼロ磁場にも、「太極図」を構成しているゼロ磁場、「元極図」が出来ている所、そして「もとつきわみ図」を構成できている場所と、そのエネルギーレベルによって分けることが出来ます。「もとつきわみ図」を造っている様な巨大なエネルギーを持つ場所というのは本当に希(まれ)と言わねばなりません。更にほとんどその存在を確認することの出来ない「もとつきわみ球」を構成する様な立体的なエネルギー空間も存在するということをお伝えしておきます。

 しかしゼロ磁場は、今まで述べてきた自然に造られたものだけが存在するのではありません。陰陽の気が調和、和合する場所がゼロ磁場な訳ですから、人工的に作り得ることも可能と言えます。神のお力添えを戴いた上に、もとつきわみ図の原理などを応用して、それらは可能になります。日之本元極の「場創りセット」は、そうしたことの応用から成っています。また更に、自然が創ったゼロ磁場ではなく、人工的に創ったものでもない、神々が意図的に構成したゼロ磁場というものも存在しています。

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今回は「ゼロ磁場についての追記」について、3回シリーズの1回目です。

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ゼロ磁場についての追記 1/3

 ゼロ磁場であるためには、陽と陰との和合が必要です。陽と陰とが和合して、バランスが均等に保たれているときに、ゼロ磁場が確立します。微妙な陽と陰とのバランスが極めて均等にバランス良く保たれているという条件がゼロ磁場になります。そして、均等に保たれているが故に、その放たれるエネルギーは、膨大な量になるということです。その膨大な量のエネルギーは、天地に繋がり、天のエネルギー、地のエネルギー、両方から最大限のエネルギーが注がれることになります。

 以上のことが、太極図、元極図、もとつきわみ図上では説明されましたが、自然の中で土地がゼロ磁場となる条件については、佐々木教授も元極功法でも説明は未だされていません。

 自然の中でゼロ磁場に必要な条件というのは、「水(すい)、雲(くも)、火(か)」つまり、自然の要素が三つ揃っているというのが必要です。水と風と火の力です。その三つの力がその土地の条件の中に整っているということが必要になります。それらが、自然界の神々が力を貸すということでもありますし、地上の条件として水があり、風が貯まりやすく、火の勢いを受ける土地柄であるということが必要です。火の勢いというのは、具体的に燃えるという意味合いを示しているのではありません。燃えるということではなく、太陽のエネルギーが燦々(さんさん)と注がれて、具体的に燃えるほどのエネルギーを蓄えている大地であるということです。物陰に隠れたところではなく、太陽のエネルギーが、燦々(さんさん)と注がれている大地であるということです。そして、大地は、溶岩がもたらす一度燃えた大地であり、火のエネルギーを存分(ぞんぶん)に含んだ大地である。それらの三つの条件と陰陽の均等なエネルギーがもたらされたときに、ゼロ磁場が完成します。

つづく・・・

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今回は「もとつきわみ図とゼロ地場」について、10回シリーズの最終回です。

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3.伊那谷・長谷村の分杭峠とゼロ磁場 3/3

 張先生が早く建物を建てなさいと言われたのは、龍穴を保護するために建物を建てなさいと言われたのです。顕われた龍穴は、そのままにしておくと移動したり消滅してしまいます。中国、台湾、韓国、日本でも古来それらのことが知られていて、見つけた龍穴の上にお堂や神社を建て、良い場を保護したのです。この建物を龍穴上に建て、龍穴を保護・保全するという方法は、風水では一般的な良い方法です。しかし分杭峠では、この峠に奇跡的に出来た龍穴を保全する予定は立ちませんでした。

 せっかく張先生の指摘した風水の理論に基づいた正しい方法を理解し、速やかに実行していただければ、この龍穴を保全できたのです。今は無き分杭峠の龍穴は、形無きものへの理解が無きが故の、全くもって残念な結果と言えます。

 この峠は、「龍穴の正しい理解により、しっかりと保全する道」と、「無形への無理解が故の無への道」を分かつ「杭(くい)」のある峠で、選択の後は「悔(く)い」のみが残る峠となりました。

 今言えることは、分杭峠にはゼロ磁場というものは一度も存在したことが無く、人工的にそして奇跡的に龍穴が過去に存在したということだけです。

日之本元極  亀仙人

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今回は「もとつきわみ図とゼロ地場」について、10回シリーズの9回目です。

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3.伊那谷・長谷村の分杭峠とゼロ磁場 2/3

元極の普及基地であった中国蓮花山にはゼロ磁場があり、且ついくつかの龍穴が存在しています。ゼロ磁場と龍穴というのは、全く別の問題です。ゼロ磁場が蓮花山にあるからといって、龍穴とゼロ磁場と混同して説明してはいけません。ゼロ磁場は、特徴的に蓮花山の山々にもたらされた自然の原理です。

 しかし、それは、どこにでも存在するモノではありません。ましてや分杭峠は、ゼロ磁場ではありません、指摘したのは、龍穴があるということであり、それは、それほど大きな龍穴ではありません。その一帯を潤すような龍穴ではなく、たまたま、そこに見いだすことが出来たということであり、日本一場が良いということでもありませんでした。

 著名な者が一言言ったことを、あてはめて歪曲して解釈してしまう。しかもその者が、否定できない立場にあるのを良いことに議論は、暴走し功利的に利益が上がるように、作話されたものにすぎません。

 前述の様に、断層があるところの磁場がゼロになるという後付け的な解釈も全く無効なものです。
龍穴とは、風水でも明らかにしている様に、地面の下を流れる気の流れ=龍脈が地上に吹き出している部分のことを言います。

 分杭峠の龍穴は、本当に偶然、人工的に出来上がったものです。1420メートル位の高さの分杭峠を背にして、粟沢川、三峰川沿いに右に地蔵岳、左に戸倉山の裾に挟まれて真ん中に低い谷が出来ています。この谷の先に人工的に美和ダムが造られていたのです。この山を背に、両翼を高く挟まれ、先に水を望むこの形が龍穴を生む、典型的なそして風水的に絶好の地形なのです。人が何もしなければ生まれることもなかったこの地に、ダムを造ることによって偶然に龍穴が出来た訳です。そうかといって同じ地形を造ったら、必ず龍穴が出来る訳でもありませんが・・・・。

つづく・・・