2020年1月23日
貫頂・帯功のあとに、増田先生が受講生にミニ講座をしてくださいました。
動画は9分50秒です。
講座の内容は以下の文章に書き起こしてあります。
下の図は、増田先生がホワイトボードに描かれた説明図をわかり易く書き直したものです。
動画とともに、ご一読ください。
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※文中の①~④は、下図の①~④で表しています。
通常の人(Aさん)が修練を継続していくと、健康状態が良い方向へ変化していきます(①)。
一方、体調があまりよくない人(Bさん)が気絶神倉法をかけるとどうなるかというと、施術により健康状態がポンと上がります。(②)
その後、Aさんと同じように修練をすることで健康状態はじわじわと改善しますが、Aさんの変化の程度より若干鈍ります。(③)
気絶神倉法を受けて、なおかつ、Aさんと同じような傾斜、最低でも平行を維持できるように修練を頑張ってやると、その健康状態を継続できます。
気絶神倉法を受けても、修練をせずに放っておくと、また健康状態は元の悪い状態へ下がります。(④)
ですので、気絶神倉法を受けたら、健康状態を上向きに、最低でも平行を維持できるように修練をし続けなければいけません。
その状態を維持したうえで、再度、気絶神倉法を受けることで、さらに体調の良い状態にすることが可能となります。
また、年齢を考慮する必要があります。自分の年齢を考慮して、自分の健康状態がどのような角度で下がっていくのかということを考えて、健康状態を平行以上に維持するための修練時間や修練内容を模索しなければいけません。
錬功会の場というのは、講師によって大きく変わります。
なぜそれほど変わるかというと、講師は、(来られている修練者の方々の機嫌を損ねないように)という意識が常に働いているためです。
ですが、ここに立つ講師が常に求められなければいけないのは、「最善を尽くして、指導する」ということです。これが最善だ!ということを設定して、それに向かって講師と修練者が一緒に修練をすることが大事です。
また、修練に来られている方も「楽な方がいいわ」という気持ちで修練をしていると、錬功会の場がだらけてしまいます。
そのため、常に、一人ひとりが周りの人に影響されないように自分が求めている最善の修練状態はどういう状態かというのを考えながら一つ一つ修練しなければ、修練している意味がなくなってしまいます。
講師も、錬功会へ参加される修錬者の方も結局は同じで、自分の生き方がどうなのか、周りに影響されないようにどこまで貫けるか、というような修練方法、あるいは、毎日の生活態度を貫いていかなければなりません。
よくあるのは、ご家族に影響されてしまうケースです。
往々にしてあるのが、ご主人が「こうやれ!こうやってほしい!」というのに追随してしまい、自分の生き方を変えざるを得ない。中には、死ぬような大病を患っているにも関わらず、ご主人の意向に合わせてしまっているという方もいらっしゃいます。
自分の命、生き方は自分のもので、ご主人や家族の一部ではありません。そのことを自分の中で確立して、寿命を全うするまではそれを曲げないようにして生きていってほしいです。