ニラ・ニンニクなど、臭い植物を食べてはいけないのか(新出)
一般的に、修行僧や修練者などは、臭いの強い野菜を肉などと共に忌み嫌います。
何がいけないのでしょうか?
ニラなどは、臭いのと、その成分や作用から、肉体が一度に処理できません。
体外に臭いと共に、邪気が排泄することになります。
修練をしている者達は、体外への排泄が大きいので、
人に接するときには、 止めた方がよいと思います。
ただし、肉体的には、陽の気を補うことになりますから、
身体を整える点からは、悪いということではありません。
陽の気が不足しているときには、有効です。
一度に多く摂取したとしても、邪気として臭いとともに体外に出ていくことが多いので、
そこのところを勘案することです。
従来から、人の体感として、ニンニクやニラなどを食べると、臭いが周囲に散っていくことは、
経験しているでしょうが、修練者にとっては、大きな量になるので、
周りにもたらす影響が大きいことことが問題点でした。
特に貫頂や帯功の時、受講者に対して、その臭いを含め注入してしまうこととなり、
不快に思われてしまう可能性があります。
食べない方が良いかということですが、
食べても特に身体や修練への悪影響は、あまりないといえます。
ニラや、ニンニクなど臭いの強い食べ物は、
身体に活力を与えるという点から見ますと、非常に有益です。
身体に、活力を与えられた細胞から、多くの邪気がでます。
これは、身体にとって刺激的な良い食物だと言えます。
刺激的であるからこそ、身体からの排泄を促しているのです。
その他にも同類の物が有るのかといえば、
たまねぎ等、同じような成分を含んだものが、その対象となります。
もちろん、身体に刺激を与える成分の量は、
圧倒的にニラやニンニクの方が多いので、臭いも差が出てきます。