チベットと時刻
中国はあんなに東西に広がった国なのに、
一国内一時刻を採用しています。
よって、西に行けば行くほど、
時刻は見かけ上後ろにずれることになります。
具体的に言えば、朝明るくなるのは遅く、
夜くらくなるのも遅くなります。
写真はチベットの夜八時の明るさです。
九時くらいまでは明るくて、変な感じ。
チベット(西蔵)と高山病
ラサは、ほぼ富士山頂と同じ海抜にあります。
よって気をつけないと高山病にかかり、
大変なことにもなりかねません。
ラサのホテルには、必ずと言って良いほど酸素ボンベの販売、
酸素吸入のサービス、点滴の設備が導入されています。
私の知り合い夫婦も数年前西蔵に行き、
点滴を打ちながらの観光だったそうです。
私は幸い、息苦しい位で、大した症状は出ませんでした。
発病してからでは、高山病の特効薬はあまりなく、
点滴をして安静にするくらいなものです。
前もって、紅景天を二週間ほど飲み続けてから行くとか、
牛の初乳から作った薬(高原康)を飲んでおくくらいのことだそうです。
最初手に入れた紅景天は、チベット人参の根をそのまま粉末にしたもので、
泥を飲んでいるかの如く、
飲んで暫くは大変な思いをしなければならない物でした。
チベットへ
今回、皆さんと大連、瀋陽の研修旅行に先駆け、
かねてから呼ばれていたチベットへ行くことになりました。
北京を経由して成都へ、そして成都から西寧に飛びます。
成都からラサまで飛行機で行けば、約2時間。
西寧からラサまでは青蔵鉄道で21時間近くかかります。
今回はこのルートを選びました。
高地への体の適応をする為、ゆっくりと時間をかけていくのです。
西寧は海抜約2300メートル。
ラサは3670メートルもあります。
ほぼ富士山の頂上に匹敵します。
西寧から崑崙山峠(4772メートル)、タンブラ峠(5072メートル)、
古露(4772メートル)を通りラサまで約2000キロ列車の旅です。
成都
青蔵鉄道チケット
青蔵鉄道列車
青蔵鉄道 途中駅
青蔵鉄道 ラサ駅
青蔵鉄道 ラサ駅