中国

西寧の蔵医薬文化博物館について

チベットに行くことを決定した時、旅行手配してくださったところが、

高地に慣れていない私に気を使って、チベット鉄道を手配してくださいました。

このチベット鉄道のチケットは、大人気で中国国内でもなかなか手に入れることが出来ないそうです。

毎日、発売即完売だということです。

標高2,200メーターの西寧から、4,500メーター以上の高地を通り、

3,650メーターのラサへと移動しました。

飛行機で一気に富士山の山頂と同程度の高さのラサ市内に行けば、

高山病の危険があるのです。

鉄道で一晩かけてゆっくり行けば、体が慣れ、そのリスクが下がります。

つまり西寧には、たまたま寄っただけという事なのでしたが、

時間の関係上、蔵医薬文化博物館などの見学もしたわけです。

西寧、ラサ両方に訪れた後の現在に考えてみると、

全く貴重な体験を神様はさせてくださったものだと感謝しています。

それはなぜかというと、チベットに行った最大の目的、

「チベット医学、チベット薬学」の吸収には、

西寧の蔵医薬文化博物館は、欠かすことのできない場所だったのです。

チベットラサのこれは思うところを何箇所か訪れましたが、

「チベット医学、チベット薬学」は、もうここには伝えられていませんでした。

ところが、青海省西寧の蔵医薬文化博物館で、

脈々と伝えられ続けてきたチベットの宝を受け取ることができたのです。