鹿児島指宿にある開聞岳に呼ばれました。
その麓に枚聞(ひらきき)神社というお社があります。
この神社の名前も、山の名前も、今では間違っているようです。
どちらも「開門」が正しいとお教えいただきました。
開門岳 ――>開聞岳
開門(かいもん)神社――>開聞(かいもん)神社――>開聞(ひらきき)神社――>枚聞神社
のように変遷してきたのだと思われます。
遠く南のはて、ここまで良く来てくれました。
ここまで来て貰った訳は、開聞岳にあります。
開聞岳こそ、われわれの場所をお知らせする大きな頂でした。
ここが開門します。風を運び、あなたがたのもとへ、季節のきを運びます。
「きせつ」到来して、時が来ました。
ときが、来ましたので、その気を多く運びます。
そのために、この門を開けるのです。
この神社は、ひらきき神社では、ありません。開く門の神社です。
門を開く役割のある神社です。
かつては、多くの者が、ここに集い、信心をしたものですが、今ではどこでも同じく、神に願い事をするための神社となりました。
どこの神社でも同じことです。
(つづく)