形示し

元極功法


何事も悩まなければ、新しいモノは生まれません。

ゼロから新たに始まることであっても、何もかもゼロではなく、継承されて受け継がれてきたものなのです。

普善禅師が、悩み続けた結果、天から与えられました。禅師が発見した、悟ったといえば、そうかもしれません。

悩んだ結果のことかも知れませんが、導きによって、受けとったモノでなのです。

普善禅師が受け継いだのは、本人曰く、「まだ充分ではない、がさつな生き方をしていた若い頃」です。

若い頃と言っても、中年頃、40才を過ぎた頃のことです。
360歳まで生きた彼にとっては、40歳という年齢は、若い頃だったのでしょう。

その後、張志祥の祖父に衣鉢が引き渡されるまでに、約240~250年もの年月がかかったことになります。

それはどうしてかと言えば、張志祥に渡すことが定められていたからです。

生き物

元極功法


既にご承知のように、元極功法は太一道を受け継いだ普善禅師が悟り、発展させたものです。
普善禅師が今から何年位前に、元極図及び十字真言を悟ったのかといえば、
ほぼ同じ時期に受けとることとなりました。

それは、禅師が太一道を受け継いでから、間もない頃でした。
太一道を受け継いでから、一~二年、いや二~三年の頃になります。

曖昧な表現であるのは、一瞬で受け取ったわけではないからです。
彼は、長い時間をかけて受け取りました。

その頃に、禅師は悩み続けていたのです。
受け継いだそのままではなく、もっと新しくて、もっと期待が持てるような、
そんな功法に、自分の代で発展させていかなければいけないと彼は思ったのです。

受け継いだそのままを、次に受け渡してはならない。

それは、禅師に太一道を伝えた、先人たちの教えです。

この教えは、元極功法を初めて公開した張志祥にも、
日之本元極にも厳しく伝えられています。

普善禅師は、教えを守るのみでなく、
自らも受け継いだ太一道をどうしても新しく名のあるものにする、他の人に拡げるということも含めて、
もっと実のあるものに上積みしなければならないと、考えていました。

受け継いでから暫く、悩んで、悩んで、悩み続けた時に、
元極図がまず降ろされて、この元極図を自分で描いて書いてみたときに、
同時に十字真言が、降ろされてきたのです。

日之本元極功法


功法の施術は時間がかかるのかといえば、それはそんなにかかりません。
30分程度でしょう。

しかし、その後の変化における調整に時間、というより期間がかかります。
変化に必要な期間ですが、
これは今まで病んできた時間が長ければ長いほど、調整に時間がかかります。
さらに、統合するために多くの処置をしなければならなかった者、
たとえば潜在意識を交代させたり、人格の分裂している数が多かった者は、
過去の記憶は消えませんので、過去の記憶を調整していくことも重要な作業ですから、
その調整に時間がかかります。

ですから、一概に受けたから、もう大丈夫といえることはありません。
この記憶が消えない限り、
その記憶にこだわって歩いて行くのであれば、いつまでも時間がかかりますし、
過去を問題視せずに、きちんと前を向けるならば、それで良いということになります。

比較的早く回復傾向が現れるのは、
新しい人格によって、前向きに人生を送っていこうとする思考の者です。

すっきりと修練をして、過去を清算していければ、良い部分が前面に出てくるでしょう。

「まつり」の形

日之本元極功法


人格統合調和法の定着には、やはり時間がかかります。
精神的乱れが大きくあった者、長く続いている者は特にそうです。
その乱れを本人も、周りの者も、気づいて無いことも意外と多いのです。

もし、正常な日常生活が送れないほどの乱れが、身体にも心にも大きく影響していたとすると、
施術後も変化した新しい人格で長く時間を置く必要があります。
もっと、もっと修練をしながら、新しい人格での新しい経験を増やすようにしなければいけません。

人格統合調和法は一回、施術をすればそれでよいのでしょうか?
もしくは、何回もその時の状況に応じて、施術をする必要があるのでしょうか?

と問われれば、一回の施術によって、適切な人格を得て、そのまま歩き始める者もいます。

が、しかし、修練をしない、そして新しい人格では歩けない者達もいて、
依頼によっては二度、三度という場合も有り得ます。

そこで、いろいろ症例を見てきて、我々は思います。

一度、新しい人格で努力して歩けない者は、二度、三度やってもやはり失敗をします。
お金があって、親が何度も調和させて欲しいと依頼がある場合には、
何度もしてあげても構わないとは思います。

それによって、適切な歩みが出来るのであれば、よいのですが、
二度、三度、施術することで、有効な場合もありますし、無効な場合もあるのです。

一度与えられたチャンスを、適正に歩けなければ後がないと、思った方が良いのです。

必死の思いで一度目から受けていただきたいのです。
おまかに言えば、一度施術して修練を続けていける者は、複数回受ける必要はありません。

言霊

日之本元極功法


人格統合調和法を受けるには、ある条件が必要です。
それは、エネルギーレベルが一定点まで充足している事です。

1.肉体的にほぼ大きな病などがなく、ほどほどの修練を毎日していれば、
ほぼ直ぐさま受けられるでしょう。

2.肉体的には、大きな問題がないけれども、修練なんか殆どしていないという人は、
事前に心身共鳴神法2週間くらいが必要になります。

3.人格統合調和法を受けて、精神的問題を改善したいが、同時に肉体的にも大きな問題を有するなどの人は、
心身共鳴神法4週間くらい受けてエネルギーレベルを上げておかないと、
この功法が上手く作用しない可能性が高くなります。

そして受功後、ご本人の継続的修練が、成功の可否を大きく作用します。
また、その後の変化を、定期的な貫頂の被術によって、
その都度その都度調整していくことが必要でしょう。