修錬中に寝る
怒るのは、自分の感情を相手にぶつけることで、
相手の成長とか向上を考えてのことでもありません。
本当は「鹿十」と書き、「しかとう」と言うのが正解。
花札から派生した言葉です。
今時花札なんて、見たこともない人が殆どかもしれませんね。
TVゲーム機のメーカー任天堂は、その昔、花札を作るのが本業だったんですよ。
立ってする動功でも、立ったまま寝てしまう人まで居ます。
寝れば、どの功法でも、勿論姿勢は悪くなるし、
念訣などもしていないのですから、効果はほぼゼロになってしまいます。
集中力を持続することが出来ないことと、
高い三元エネルギーに身体が耐えられないということもあります。
常に楽をして効果を得ようという気持ちが働いています。
エネルギー量に身体が慣れるまで、ある程度身体を動かすような功法を選んですることです。
そして、按摩法も手当法も立ってやりなさい。
念訣をしていないか、弱いことが多いものです。
再生される功訣や十二字真言を、
ただ聞くだけで動作するのではなく、必ずご自分でも強い意識で黙念することです。
すぐ黙念出来なくなってしまう方は、慣れるまで小さな声でも良いですから、
声念(声に出して念ずること)するようにします。
どうしても目を閉じて修練しなければならない功法は、静功と手当法の肝臓の所だけです。
その他の功法の時は、しっかりと目を開け、
正面のもとつきわみ図の皇極を見つめて修練して下さい。
当然のごとく眠くなるのです。
ですから、立ってやるにせよ、座って行うにせよ、
正しい姿勢を崩さないよう、常に自分を見張っています。
少しでも崩れたと思えば、修正します。
この緊張感が集中力を持続させます。
早朝の清々しい邪魔されない時間帯を選んで修練すれば、
一日爽快に仕事や、勉学に励むことが可能です。
起きたばかりに眠くなることもないでしょう。
それには、夜サッサと寝ることです。
そして信心。効果を固く信じて疑わない気持ち。