キャノンS90
日之本元極によって開発される数々の潜在能力、功法の原理など
その通り弟子達に伝えられたのですか?
ただただ、座っていました。
しかし、座ったままでも出来る、易筋経や洗随経を教えたのです。
身体を動かして、それらを受け取るしか、彼等には道がなかったのです。
それは大きな間違いです。
それが伝説です。
私は、ただただ、ひたすら座り続けて修練をしたのです。
座っていても気がめぐる、その極意は伝わらなかったので、武術になってしまったのです。
右手で受け取って、左手に流す、そして全身に巡らせるのです。
右手で受け取って、左手で放つことが起きています。
その時に、同じくして下丹田、下黄庭にエネルギーが聚積されるのです。
それが出来なくなったので、武器や身体を激しく動かす武道に変化してしまいました。
少林寺では、両手を合わせることなく、右手のみを胸の前に出し、拝みます。
それが苦行だとは思えなかったのです。
今後の終末の時に花開くことを、無情の喜びに思っています。
感謝しています。
誠に嬉しいことです。
9年という時は、あっという間に過ぎて行きました。
私は、実際には3年半ほど、ここに座って修練をしていました。
食事も2,3日に一回程、食べておりましたし、排泄もこの近くでしていました。
洞穴の中は、清潔に保っておりました。
私はほとんどの時間を座り続けて、修練を継続していました。
決して厳しい修練ではありませんでした。
もちろん私が、この地でそれくらいの年月を過ごしたということはありますが、
伝説とは大袈裟なものです。
それが叶った時、当然、個にも繁栄があるのです。
皆大歓喜 団圓寿福