「あおいとり」さんの「未成年者の凶悪事件」というブログに、
子供の教育について書いてありました。
私が東京講座で言ったことに衝撃を受けて、
「これじゃあお手上げだ」と、
少し投げやりっぽい書き方ですが、そんなことはありません。
例に挙げた特殊なことは、人の構造に関わることですから、
事故の無いように周りでいつも気を配るしか方法はないかもしれませんが、
そうでなければ親の接し方、方向の指し示し方で大きく変わるものです。
いくつも沢山、周りの例を見ていると、
現在の多くの親達は「過干渉」「過保護」過ぎると思われます。
最小限、何をすべきかと言えば、
・危ないこと
・やってはいけないこと
・人に迷惑を掛けること
等を教えて、成人するまでは保護してやることです。
それが両親の役割であり、
過剰に世話をする、過剰に干渉することが
子供を駄目にしてしまいます。
私二人の子の親でした
(もう、とっくに成人しているので過去形で書きました)が、
一般的には自分の能力を顧みず、
子には過剰な期待をしてしまいがちになります。
昔は、子供が沢山で、家計も貧しく子育てなんぞろくすっぽ出来ない生活で、
それでも子供は育つものでした。
現在の日本では、裕福で少人数の子育てが大半な訳で、
暇に任せて子育て論を勉強すればするほど
悪い結果を生み出すことを学ばなければなりません。
成人した子供達は突き放し、
それ以後自分の役割を全うすることに励めば良いのです。
それを三十過ぎ、四十過ぎまで金銭的な面倒を見、
日々の生活まで干渉しているから、親子とも脱落してしまうのです。
自分の子が、二十歳過ぎても自立していなければ、
ご自分の育て方を十分反省すべきだと思います。
何年か前に、偶然「七田式システム」の中核になっている部長さんと
2日ほどご一緒することがありました。
ご本人は非常に能力の高い、
一生懸命お仕事をなさる方のようにお見受けしましたが、
そのシステムのことや、目指す所を観じてみると、
少し私の考えているものとはズレを感じました。