気が下がる
先日来、日之本修練者ブログの中で、
「気が緩む」話題がありました。
今日は、面白いニュースを見つけましたので
その件についてお話ししましょう。
万引き見つかり、警備員に大便投げる…59歳無職男逮捕
ショッピングセンターで食料品を万引きし、
追いかけてきた警備員に大便を投げつけたとして、
愛知県警は3日、同県春日井市に住む無職の男(59)を
事後強盗の疑いで現行犯逮捕し、発表した。
容疑を一部否認し、
「びっくりして大便をもらしてしまった。
万引きはしたが、大便を投げつけてはいない」
などと供述しているという。
警備員に見つかり、よほどこの万引きさん、
驚き、捕まるのが怖かったのでしょうね。
日之本元極「階ひと」初級教科書に次のように書いてあります。
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病気の原因の中で、内因は人のうちにある無形無象の感情(七情など)によるものです。
七情=人の精神活動で、喜・怒・憂・思・悲・恐・驚のことです。
それに焦という感情が加わります。
七情とは、外界事物に対する情緒反応のことであり、
通常は発病因子とはなり得ません。
しかし、突然、強い精神的な刺激を受けたり、
同じ精神的刺激を長期に受け続けたりして、
生理的に調整可能な許容範囲を超えてしまうと、
体内の陰陽、気血、臓腑の機能失調が引き起こされ、発病に至ります。
①喜 心を損傷する=気が緩む
②怒 肝を損傷=気が上がる
③憂 肺を損傷=気はちぢむ
④思 脾を損傷=気が固まる(結する)
⑤悲 肺を損傷=気が消える
⑥恐 腎を損傷=気が下がる
⑦驚 腎を損傷=気が乱れる
⑧焦 膵を損傷=気が離れる
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今回の例は病気ではありませんが、
驚と恐のあまりの感情の大きさ故に、
腎臓のコントロール機能が効かなくなったんでしょうね。
面白い事例でした。