インド 11――――インドでお聞きしたこと 5
ヒンズー教のなかの一番大事な神様へ
ヒンズー教の中の神様の名前に、ビシュンヌ神とシバ神があります。
ビシュンヌ神は 、慈愛の神。
ガルーダ(鳥の王)に乗って、10大化身を持つと言われています。
この8番目の化身は、クリシュナと呼ばれています。
しかしながら、以前にお伺いしたときには、
これらの神は存在しないといわれました。
これは、どう考えると良いのですか?
クリシュナは、人の名前です。
功利的な目的で、神の化身とされた人です。
神の生まれ変わりとして、生きた人の名前です。
人に神が宿って、導いて生きた人もいます。
それは、神の導きを受けて生きる者はもちろんいますし、
神の魂を持って生きてきた者たちもいます。
しかし、それらを神とは呼びません。
あなたがたも知っているとおりです。
クリシュナとは、神の導きを得て生きた人の名前です。
神になったかどうか?
クリシュナは神にはなっていないというのが 正解です。
人が創りあげた、人の名前なのです。
同じように女神もいますが、働きが大きいか、小さいかの違いがあります。
働きが大きいか、小さいかの違いとは、
社会的な利益を上げたかどうか?という中身です。
インド 9――――インドでお聞きしたこと 3
脂汗をかくほど熱い気候、乾燥した皮膚に温かいオイルを塗って、
皮膚を潤すことが、皮膚の柔軟性を保つことに繋がり、
身体の内部にも薬草の力を浸透させることにも、繋がったのです。
大地と気候、風土から創られた医療です。
あなたがたが、すでに手にした青の医療
(オーストラリアで戴いています)も、
同じではありますが、ここの熱さと乾燥は格別です。
この風土を克服するためのヨガと、油の医療が生まれました。
医術と風土とは、切り離せないことです。
しかしながら、現在ではスポーツとして発展的(衰退的に?)に、
医術が解消されてしまいました。
とても残念なことです。
あなた方の功法の下支えをしてきた仏教の力を、
足し算、かけ算で受け取ってください。
この地に根付く伝統と文化と、共にお持ち帰りください。
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