蓮花山と張先生の思い出 20181022てい老師講演 3

主に3月3日、5月5日、9月9日と書いています。旧暦で、陽の季節になります。3月は春です。花が咲く頃、草が生えてくる。陽の気が生まれてくる。「青陽」と言います。みどり、草が芽生えてきて、陽気の最初の頃を青という形で表現します。さらに5月5日も大きな授業をやります。5月5日は陽の気が強くなり、「盛陽」と言います。この頃には自然界もそうですが、人間の身体も同じです。陽の気が強いです。5月から、6月、7月の間には陽の気が強くなります。陽の気が発生する段階です。こういうときに修練すると効果が高い。9月9日の頃は「老陽」と言います。老は老人の老です。陽がだんだん収まるという時期になります。老陽が過ぎたら、陰が生まれる時期になります。「老陽」という時期に修練するにはとくに人間に対応して老人、年取った方には気が重要です。腎臓と肺臓には効果的です。
一番理解しやすいのは、二つに分けてご説明しますが、元極というのは人天学、人天説、性命説、全て何を言っても人天、人間の身体が天地宇宙と合わさっているのです。全部対応しています。季節のことを言っても、人間は天地宇宙の中に生まれていますから、天地宇宙と対照することになっています。これが人天説。性命説、性は先天、命は後天。元極の理論はこの二つの面から考えて頂くと少しわかりやすいというお話です。今日、明日の講座は人天説でいうと季節のいい日にやっています。これはこの日に設定してくださった増田先生のおかげです。
常に修練して、修練者にとっては季節のことを重視されています。人間の脊髄には24の骨があります。それぞれ二十四節気の時期と合致しているのです。修練者がそれぞれどの時期にどこを意識して修練するかは決まっています。
もう一つは場所です。場所のいいところ、気の場のいいところで修練することは大事になってきます。修練者はこういう理論、お話を身につけて、どういうときに何を修練するか。例えば陽のいい日に冷たいものを飲まない、ビール、酒を飲まない。と覚悟しないといけない。その時期によって効果が違いますので、一番してはいけないときにその何かしてはいけないことをやれば、ひどい結果が現れます。逆にこういうときに何かしたらいいということもありますので、こういう理論を勉強した上で修練するのが重要ではないかと思います。