ダリはどうやって絵を描いたか?(1)再掲


以前どんなことを書いたか、まずはお復習いです。


昨年夏(2007年)、名古屋市美術館で「ダリ展」がありました。

日之本元極では研修ということで、

スタッフ揃ってこの展覧会を見に行きました。

ダリは、数多く妻の絵を描いています。

それについて我々には、奥さんのガラが、

金銭欲のきわめて強い人だったので、

その金銭欲のエネルギーを彼に渡し、

彼が、絵を描いて欲を昇華する、

という循環をしていたのではないか?と思われました。

そこで「ガラの魂」「ダリの顕在意識」に

その辺の事情を聞いてみることにしましょう。

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(ダリの妻の魂より)
欲というものは、

限りなくほとばしるようなエネルギーが湧き出すモノです。

そのエネルギーの先には、

寄り集まってくる欲のかたまりがあります。

欲が欲を産み、また、その先に欲を産むというように、

集結してくるものです。

同じ波動の欲は、溜まってきます。

わたしは、絶大なる欲望の固まりとして、

ダリとともに暮らしました。
ダリは、それによって、描く欲を満たし、

私は、彼によって金銭の欲を満たしていきました。

物にとらわれて、傲慢にむさぼるように、

より集めていくという欲の結果が生命力を生み出し、

生命力と泥仕合のような欲の連鎖が、

みにくくも生き生きとした、美貌を生み出しています。

ダリは、自分にないものを妻が持っていることを

よく分かっていました。

そのために、妻を描くことで満たされたのです。

妻の姿にひかれた訳です。

彼は、いともたんぱくな性格でした。

ものごとにあまり捕らわれない。

懸命に絵を描くことに執着した人です。

他の物事には、あまり捕らわれなくて、

形を写して、描くことに意欲を満たした人です。

生活そのものは、捕らわれない結果、質素でした。

傲慢な彼女(ガラの顕在意識)の欲望というのは、

彼の描く欲を満たすために、常に昇華されていきました。

わたくし(ダリの妻ガラの魂)は、

ダリに絵画を描かせるために、

彼女(ガラの顕在意識)を誘導したということです。

わたしは、そういう役割を持っていましたから

ダリの妻(ガラの顕在意識)をそのように誘導しました。

世の中には、悪でも善になり、

善でも悪になるということは、よくあることです。
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注)人には、魂、本性、顕在意識、潜在意識、

心の5つの意識が共存している。

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