チベットの気圧
チベットでは、標高の上昇にともない、
気圧が下がり、空気中の酸素分圧が低下するため、
酸素の摂取量が減ります。
その結果としての人体に生じる症状の総称が「高山病」です。
例えば酸素量は、海抜約3,650mのラサ(富士山の頂上とほぼ同じ)では、
海抜0m地点の3分の2程度になります。
体に取り込まれる酸素も減りますので、
体のどこかに不調が現れるのが普通です。
一般的に初期症状として頭痛、食欲不振、下痢、吐き気、
立ちくらみ、疲労感・脱力感、手足のむくみ、睡眠障害などが出ます。
写真は日本から持って行った珈琲の密封パックが、
低い気圧の為、ぽんぽんに膨らんだものです。