人の波動について 2
もちろん、すべてのものに波動があるわけですから、
それぞれご自身にも固有の波動が存在します。
自分の波動に近い波動のもの(者または物)は、良い感じがします。
自分の波動とはかけ離れて粗い波動の物には、違和感や嫌悪感を感じます。
反対に、自分の波動よりかけ離れて精妙で細かい波動のものにも、
違和感を感じるのです。
そのことについて、理解している人はあまり居ないと言うよりは、ほとんど居ません。
良い波動のものであれば、
いつも誰でも心地よいもんだと思っている人がほとんどです。
ここが自分を成長させていくために、
あるいは修練を継続していくために、大きな落とし穴になるところです。
非常に熱心に講座を受ける、
修練をする、人のために尽くそうと思っているだろう人が、
上の段階の講座を受講した途端、ぱったりと修練を止め、
離れていてくことが往々にしてあります。
こうしたことを目にすると、どうしてだろうと不思議に思い、
自分もやる気を失ってしまう人々もいます。
修練をやった方がいいと思ってはいるが、ちっともできない。
修練舎に行って、修練を頑張っている人たちと交流したいと思うのだが、どうも足が向かない。
突然修練ができなくなった。
上の段階の講座を受講したら、心が重く辛い。
このようなことが出てきたら、危険信号です。
1段階下の錬功に戻り、毎日地道に続けることで、
波動を細かく精妙にする努力を積み重ねるしか方法はありません。
修練を継続していけば、むろん自分の波動は、どんどん精妙に変化していきます。
自身の波動が精妙に為れば為るほど、高尚な生き方が出来るようになるのです。
常に向上心を持って、自らを律し、
心に箍(たが)をはめて生活することは、厳しい事でもあります。