尖(とが)る 4
神の言葉はまだ続きます。
丸い形の建物が気を留めるのに良いのであれば、
人々の住宅も丸い形にした方が四角い普通の家より良いのか?
ところが、通常の家の形を、丸い形や六角形、
八角形などの形にするのは、極めて難しいのです。
殆ど、それが出来ないのです。
もちろん、気のエネルギーが溜まり易いという点では、
円、六角形、八角形の形は望ましいのです。
しかし、家を建てることは、値段が安い方が良いし、
壊れたら直ぐいつでも再生できるというのが、日本人の根底にある考え方です。
これほどの災害に遭いやすい国に住む日本人は、
災害に出会うときの再建を考えています。
気のエネルギーだけのことを考えれば、丈夫ということもあり、
円形などがより良いといえます。
一生ものであり、高額な住宅は、まずコストが優先されるのです。
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尖(とが)った物から気が出入りしやすいのは、どんなものでも同じことです。
例えば私が箸(はし)を持ちます。
箸の先端から気がもれだして、そして食品に気の移行を感じることが出来ます。
そのように、先端が鋭利な物、先端が尖(とが)っているものは、気が先端に集まって、
鋭利であればあるほど気がそこから抜けて漏れていくのです。
先端から漏れて、他に伝わっていく法則です。
気には、そのような動きがあります。
円は円であればあるほど、そこで回転して、その中に留まるという性質がありますから、
角は丸く、鋭利ではない方が良いのです。