『達磨大師の神』より 9
●達磨大師の神
今、増田が話された話を、もう一度、私からもお伝えします。
修練をし始めて暫くした後、
私は、足の痺れと体の痛みに耐え抜く力が、
この修行には必要だと痛感しました。
そして、その解決策の為に、易筋経と洗髄経を考案したのですが、
その考案をするには、心の修練が必要でした。
心の修練により、その痛みからの解脱を図らなければ、
その考案の境地に至ることはありませんでした。
よって私は、考案するまでに至る、心身の痛みに耐え抜く心の準備、
心の修練が第一にあり、その上での易筋経・洗髄経を作用させ、
そして、その境地に至った時に、更に上の段階に進み、
健康な体を作りつつ、心の修練に励む、
という繰り返しだったです。