安徽省の神 華佗より 8
五禽戲は、どういう気の流れをしていますか?
それは、もう見ただけで分かると思います。
あの動きの中で、気を動かそうとしただけのことです。
健身術として、鳥のように羽ばたき、熊のように力強く、虎のように早く走れる。
そういう動きがしたいので、私が、健身術として取り入れただけのことです。
その中でも、とりわけ鳥の動きというのは、肩関節などを大きく動かし、
その他の動物たちは、股関節を大きく動かす。
大きな関節を動かすことで、健康を保とうとしています。
当時の私には、詳しいことは分からなかったのですが、
この関節こそが、免疫の大事な要であると、体験的に私は知っていたのだと思います。
更に肩から肩甲骨、肋骨をも含めたこれらの部分の、
横隔膜を伸びやかに動かす動きは、免疫力を高めるためにも、
極めて重要だったと思います。
ただし、ここで大事なことは、気持ちを持って動かす。
念じて動かす。
念を入れて動かす。
そして念じて動くと、気が同調する。
そのことが、同時に行われていなくてはなりません。