国生み 4
矛先、棒、おのころ島の三つがどんな物か解った所で、
前述の神話の真実を、お話ししましょう。
まず「おのころ島」が、
「ぬぼこ」で海水をすくって創られたものではないということ、
既にご理解いただけたことと思います。
「おのころ島」という神界と顕界を繋ぐ空間の裂け目に
無形の「ぬぼこ」という道具を突き刺して、
神界の情報を救い出し、顕界で、物質化した訳です。
それが日本の、いろいろな島々として神話には書かれています。
伊邪那岐と伊邪那美が島を生んだ訳ではありません。
実際は、次々と物質化した島々に、
そこを統治する為の神々を、生んでいきました。
島を統治する神ですから、、その島の名前と同じような名前にしたのは、
無理からぬ所です。
そこを神話では「島を生んだ」と、取り違えた訳です。