ステロイド 22
股関節の無菌的壊死 ペルテスについて 1
股関節には、大きな血管が、骨頭を養うように配置されています。
股関節内の血流、骨頭を養う血流、血行が断たれる主な原因は、
体重をささえ、行動を支えるための股関節は、強固に創られていなければいけません。
股関節内の血流、骨頭を養う血流、血行が断たれる主な原因は、
「虚」の状態が主な原因だと思われます。
その虚となる原因については、使われるエネルギーが、その元となる先天エネルギーから、
後天エネルギーにへと、移行していく時期に関連しています。
うまく先天エネルギーから、自分で取り入れる後天エネルギーに移行をするならば、
問題はありませんが、活発で運動量が多い子供の体質においては、一時的に虚になることが、考えられます。
そのエネルギーの移行時期の不適正さによって、
この股関節内の血流障害が発生するわけです。
注1:ペルテス病とは
kotobank から ペルテス病 【ぺるてすびょう】
家庭医学館の解説 ぺるてすびょう【ペルテス病 Perthes Disease】
[どんな病気か]
大腿骨(だいたいこつ)(ももの大きくて長い骨)の上端の膨(ふく)らんだ部分を骨頭(こっとう)
(大腿骨頭(だいたいこっとう))といいますが、 なんらかの理由でこの部分の血行が悪くなり、腐っていく(壊死(えし)する)病気です。
(大腿骨頭(だいたいこっとう))といいますが、 なんらかの理由でこの部分の血行が悪くなり、腐っていく(壊死(えし)する)病気です。
3~8歳の活発な、小がらな男の子に多くみられます。
[症状]
脚(あし)を引きずって歩き(跛行(はこう))、股関節(こかんせつ)、大腿(太もも)、膝(ひざ)に痛みがおこります。
股関節の動きも悪くなり、症状が進むと、悪いほうの脚は細く、短くなります。
股関節の動きも悪くなり、症状が進むと、悪いほうの脚は細く、短くなります。
X線写真でみると、大腿骨頭が平たくつぶれたり、欠けたように変形しています。
MRI検査は、子どもの関節軟骨の状態もよくわかり、ペルテス病の治療に役立ちます。
MRI検査は、子どもの関節軟骨の状態もよくわかり、ペルテス病の治療に役立ちます。
[治療]
治療せずに放置し、体重をかけて歩いていると、壊死した骨頭はどんどんつぶれて、変形がひどくなります。
しかし、ペルテス病では、発病後1年半くらいたつと、骨頭への血行が再び始まり、壊死した骨が自然にもとのように回復してきます。
そこで治療としては、骨が正常な状態に回復されるまでの間、壊死したやわらかい骨頭が変形をしないように、
体重を悪い脚にかけない(免荷(めんか))ことがたいせつになります。
体重を悪い脚にかけない(免荷(めんか))ことがたいせつになります。
また、股関節の動きが悪いので、まず入院して脚を牽引(けんいん)し、
動きがよくなったら、股関節の装具(西尾式)をつけて歩かせます。
動きがよくなったら、股関節の装具(西尾式)をつけて歩かせます。
この装具は、股関節をやや開いた位置にして、骨頭を骨盤(こつばん)の受け皿(臼蓋(きゅうがい))の中にしっかり入れ込んでおき、
さらに支柱で体重を支えて、股関節の負担を軽くするものです。
さらに支柱で体重を支えて、股関節の負担を軽くするものです。
装具の装着により、教室でいすに座ったり、松葉づえなしで走ったり、
階段の昇降ができるようになります。
また、サッカーなどもできるようになります。
階段の昇降ができるようになります。
また、サッカーなどもできるようになります。
装具を装着している期間は約1年半で、装具をとった後、半年間は軽い運動や水泳、サイクリングなどを行なわせます。
10歳以上の子どもで、骨頭の変形がひどく、股関節のはまり具合いが悪い(亜脱臼(あだっきゅう))ときは、
大腿骨の骨切り術を行ないます。