ステロイド 19
膠原病と六気 2
膠原病の中の、同じ結合織問題のトラブルによって起きる病でも、
冷やして楽になる病と、暖めて楽になる病があります。
しかし、これは、同じ人が季節によって違う対応をすると、
病状が楽になるということと同じように、足りぬものを補うという点で、
全く違う病であるとは限りません。
同じ病 が、その季節によって起きる症状が違うということも有ります。
つまりは、身体を柔軟に保っていく、骨を支えていくような細胞の組織である結合織が、
環境に応じて変化できない、硬くてその許容範囲が狭く、
環境に応じることが出来ない ことが一つの大きな原因です。
抵抗力のスイッチの範囲が限定されている、
適応できる温度の範囲がきわめて限定されているという点で、
忍耐力のない細胞ともいえるでしょう。
実際に私が体験をした例をお話しします。
随分前の話ですが、6月のある日、同じ部屋で仕事をしていた女性が、
午前中に寒いといって暖房を点けました。
「暖房を入れるまでもないがなあ」と、
思いましたが我慢してお付き合いしていました。
午後になって仕事を始めるとき、その同じ女性が「暑い」といって冷房を入れたのです。
たぶん暖房を入れていたときと室温は1,2度しか違っていなかったでしょう。
キャノンS90