ステロイド 21
膠原病と六気 4
「元気を補って、人の身体の生きる抵抗力の幅を拡げてやること」
この手法については、日之本元極功法が最も得意とすることですから、
この功法の実践をもって対応すれば、最大の解決方法となります。
日之本元極の功法で、いわゆる邪気を体内から出すことが、
炎症反応を鎮める上でも軽傷化する上でも、重要な点になりますから、
「エネルギーを補って邪気を排泄する」
それによって炎症物質も排泄する、それらの繰り返しによって、
結果的に体質そのものも変化して、炎症も容易に起きない、
そういう身体になっていくのが、一番の遠くて近い道だと思います。
上記のように、自分の環境に対する耐性を上げることが一番の対策ですが、
それと共に自分の環境を、過度な六気の変化(つまり六淫)が無いように整える事も重要です。
現代の日本人には馴染みの薄い、
中医でいう「風」の病とは、どういうものを指すのでしょうか?
(日本だけではなく、中国でも判っている人はほとんど居なくなってしまいました)
身体に風があたると、熱を奪い去ります。
このことは誰でも判ります。
実は、身体に風があたると、それによって熱が奪われるだけではなく、
気のエネルギーも同時に吹き飛ばされていくということが起きているのです。
これは、風が吹くと陰気がたまる。
風が吹くと熱を奪う。風が吹くと寒くなる。
風がふくと皮膚が乾燥してあれる。
そういう変化の全てを「風」と表現しています。
風の例のように、「風 寒 暑 湿 燥 火」の六気をよく理解して、
対策を立て、健康に役立てていただきたいと思います。
キャノンS90