股関節と肩胛骨の動きは連動しているのか?

またまたババタヌキさんのブログに興味深い事が書いてありました。

股関節と肩胛骨の事です。

股関節だから「またまた」と始まったわけではありません。


なぜ「股関節と肩胛骨」なのか?

それは、股関節と肩胛骨の動きが連動しているからです。


肩胛骨を固定すると、股関節の動きが悪くなります。

人が早く走らなければいけなかったその昔、

股関節つまり腰の動きと肩胛骨とは連動して動かして走っていました。


それは狩猟民族に、特徴的な柔らかい股関節と肩関節が与えられました。


考えても見てください。


四つ足で走る動物の股関節と肩関節は完全に連動しています。

その機能をイメージすると判りやすいと思います。

チータが走るとき
の、前足上部の肩胛骨と後ろ足付け根の股関節が、

うねるように動いているのを観察してみてください。


人が 股関節を大きく動かし、肩を動かして走っている姿には少々無理があります。

四つ足で走った方が自然です。

けれども、人は立って、手を使って、働くことを天命として与えられました。

よって、股関節と肩関節が連動しているということを忘れてしまったのですが、

それは極めて連携して動くように構成されている基本があります。


股関節と肩関節、肩胛骨も含めた肩関節の柔軟性が維持されるならば、

人の動きはもっと素早く、賢く動ける訳です。

スポーツの選手達は、大昔の動きを忘れてしまっています。


そこのところの動きや柔軟性が思い出されて訓練されれば、

スポーツの能力、身体的な能力というのは開発され、

飛躍的に向上することになるでしょう。


また、手で運ぶ、足で走る、ということを考えがちですが、全身を使って走る。

全身を使って運ぶということを、頭に入れて体を使いこなせば、

それはきわめて動きのよい、スムーズな疲れのない挙動が出来ることになるでしょう。