絶食・絶飲食錬功会 33
理想的な食事の取り方 3
(070902掲載済み)
食事については、摂取総カロリーという問題があります。
他方、それが人によりどれほどのエネルギーを消費して活動をするのか、
朝早くから身体を動かして働く者もいれば、ほとんど動かずに事務的な仕事をしている者もいます。
一概に総カロリーの理想を話すことは出来ません。
一般的には、軽い事務的な仕事をして運動を余りしない日本人の平均に照らし合わせてみると、
朝食、昼食、夕食、間食の分配については、朝 20% 昼 40% 夜40% 程度の割合でよいと思います。
それは、個人の嗜好や労働の環境、時間によってシフトする%が、変化しますから、
一律に何%というように決めてしまうのは困った傾向です。
役人は管理して決めたい意向がありますし、
一般市民にはガイドラインを示してもらいたいという自主性の無さも垣間見えます。
朝と昼食の時間間隔が短い場合や、昼食と夕食の間隔が短かったり、
長すぎたりするときには、その%も違ってきます。
そういう生活のリズムにアクセントを加える為、
間食を当てると脳の働きの改善に役立ちます。
脳の活動には、エネルギーが必要です。
それは心地よい状態を脳に届けるためのエネルギーですから、ほんの少しの補給でよいのです。
そしてその効用は、おなかを満たすのではなく、
精神面での栄養が与えられるのが、間食の役割だと思います。
長い歴史の中で、人は「一服」という文化を産み出しました。
それは、お茶のみならず、菓子、間食、休憩を意味します。
文化の中で産み出されたものですが、
人の身体の中でちょっとした「エネルギー補給」として大切な意味を持ちます。
朝の負担を軽くすることは、身体の負担を軽くすることにつながります。
身体は、まだ目覚めて活動しきれていないのです。
朝起きてから食事までの間、身体が目覚める様な活動する機会があるのであれば、
充分に食べても可能なわけです。
個々の生活によって、食事のエネルギー配分も変化させる必要があるのです。
以上述べてきた様に、食事の取り方によって総摂取カロリーが同じでも、
身体につく脂肪量が変わったり、快適な生活が出来たり、出来なかったり、
総合的に生活を見直す必要があります。