母のこと 9
後日、「きよみ」の無形の施設に行きました。
そこで神よりお話がありました。
増田に話します。
働き者の、あなたの母親もとうとう、この世をさって神となりました。
最終的な肉体の苦しみは、可哀想でしたが、
肉体を失って、神となった後では笑いぐさのようなことで、彼女も
「本当に困らせましたね。」
と 笑っています。
心配はいりません。
縁あり、役割を果たした者は、皆同じような経過をとって、死にゆく運命にあります。
いたしかたないと思いなさい。
修練をすることによって、この世の垢を落とす者も居ます。
貴方の母親は、カルマを落とすために少々苦しみました。
致し方のないことです。
この、「きよみ」の地の敷地内に、四つの鳥居がありますから、
そこのひとつに彼女がやすらかに眠ります。
とは言っても、ここは隠居のようなところです。
美しい施設のようなところです。
お互いが行き来しあって、生きているような家もあります。
ここで、しばらく、生きて楽しく笑っています。
我々が、母親を預かります。
張志祥は、先日、貴方が張家界(中国湖南省)に来たときに、
一緒に連れ立って、ここに来ました。
ここで張先生が出ておいでになりました。
私は今、こうして、ここに依拠しております。
私の住まいは、張家界にありますが、ココにも依拠して、ご厄介になっております。
以後、ここには機会ある毎に寄り、張先生、母親とお話しさせていただいております。 (完)