「性同一性障害」「多重人格」について 14
近年、TV、マスコミに現出している「性同一性障害」の人々の数の増加を見ても、
頷けるものがあります。
それら20%の人々にとっては、その意識と肉体の性の組み合わせ不整合は、
人生の試練という他はないのです。
では、この肉体と意識の性不一致をどうすれば、この問題を解決出来るのか?
それは、一言で言うと、「意識の折り合いを付ける」と表現出来ます。
意識が肉体に入るのは、それぞれ初めてというわけではなく、
世間一般では、そういったことを輪廻転生と言っています。
そのように何回も生きたり死んだりを経験して成長してきている意識ですが、
新しく肉体に入る場合、古い人生の記憶があっては、
新しい人生の中で、混乱し、意識の成長によい影響を及ぼさないので、
それまでの記憶を全て消去された上で誕生してきます。
そうした真っ新(まっさら)な記憶の上に、その時その時の時代にあった新たなる経験を積み重ねて、
人格の形成を行っていくのです。
つまり、意識の経験によって形成していくのが人格であって、
本人の意識イコール本人の人格ではないのです。
産まれてから、現在までの経験、知識より紡ぎ出されるものが人格なのです。
(つづく)