ショパンは神になっているか? 2
行ってみるとショパン博物館は閉まっていました。
よって、その入り口でショパンの神にお話を伺ってみました。
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お伝えします。
私の生きた時代は、もっと生き生きとしたリズムにみちていました。
「転ばぬ先の杖」これが、私の生きた生命力の全てです。
手の先に杖を持ち、それがペンとなって楽譜を書き、それが私の生命力の源となりました。
降ろされた楽譜を書き写し、鍵盤を叩いて楽譜に書き下ろし、世の中に広めていきました。
それは、美しい世の中だったから実現したことです。
現在の喧噪の中では、実現しなかったことです。
騒々しい、喧噪の中で私の曲は生まれません。
ゆったりとながれる美しい時代の背景があったからこそ、誕生したのだと思います。
きょうここに、あなたを迎え、あなたが来てくださったことで、騒音の中の曲想を授けます。
このことを許されました。
騒音の中でも安らかな曲想が、あなたの手元に手渡されます。
それを才ある者が、曲として現していくでしょう。
この喧噪たる世の中で、心も体も癒される音楽があなたに手渡されて、
それが日本で拡がり、日本から世界へ 優麗なる「音」の世界が再現されることを望んでいます。
優麗とは、優雅で、麗々しいようすのことです。
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いつか、才能のある方が私の前に現れれば、伝音によってショパンの神から戴いた力をお渡しできるでしょう。