個の存在の評価について―1

個の存在が、どれほど有意義に生きることが出来たのか?
という評価は、生き方そのものではなく、
個の存在が、過去、現在、未来を通じて、どう生きたか?
ということが重要になってきます。

すべては、時の流れの中で、個の存在が決定されます。
生き方そのものの、その時の善し悪しではなく過去から未来にかけて、その者が生きた結果が、歴史の中でどう影響を与えたか?
どれほど多くの者たちに、そして歴史に影響を及ぼしたか?
ということが大切な評価の基準なのです。

困ったことに、目の前の事柄に執着して、物事を早急に解決することばかりに、誰もが心を奪われます。
それは、その事柄を「その時」に正確に判断することが出来ないからです。
しかし、目の前の事象にとらわれてはいけません。 

その者が置かれている状況がどうであれ、充実した生き方が出来たならば、それはそれで満足できるでしょう。
しかし、その満足というのは、過去、現在、未来を通じて充足感が得られるかというとそうでないことも多いわけです。

究極の例をひとつ挙げましょう。宮本武蔵は、13歳で初めて試合を勝利して以来、29歳で巌流佐々木小次郎を破るまで60余回の決闘をして人を殺しています。
その後も大阪夏の陣、冬の陣を始め、島原の乱、等にも出陣しています。

人を殺すという一点で見れば、最悪のことをしている訳ですが、その後彼は自らの足跡について、悩み迷って人生を送っています。
座禅すること、書画に没頭すること、「五輪書」や「兵法三十五箇条」等の兵法をまとめることが、それを現しています。
そしてその後、世に残したものや影響の大きさ故、偉大な評価を受けています。

超能力・潜在能力と気功・功法 気功教室日之本元極 with キャノンS90,シグマDP1,サイキック写真-日之本元極 気功 自然
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生き方

Posted by masuda