神々の酒の好み 「酒はぬるめの燗がよい」―6
日本の神社などで行われている「直会」についても書いた事があります。
そして中国では、それに似た「祭酒」があります。
祭酒:そのとき、神は酒を飲まれたか?
太一道の神、孔子が、伝えてくれます。
酒は所望しておりました。大切な政の祭酒として珍重していました。
ことごとく、人が語らうことは大切な交流の場です。
陽気に語り合い、楽しみを分かち合うことは、大切なことです。
酒は、そういう大事な会合の時に使われました。
しかし、その量は少量で、神の前で、面前で楽しみを分かち合う酒でしたから、今のようにガブガブと飲むことはありません。
孔子から、「太一道は道教の中でも重要なので、直接私が観ています。」とのことです。
老子は、道教全体を観ていて、老子から教えを受けた孔子は太一道を導いているのです。
要は、儒教というのも、道教というのも、同じ人の生きる道に違いはありません。