「環排」の手の形 と気の流れ―3

「環排」という功法で、両手を上に上げたときには、百会湧泉を貫通して、邪気が下に排出されます。
中脈が飽和し、体内の邪気が大量に排出される大切な時間です。よって、この功法中では他の姿勢より、この体勢の時は多めに時間がとってあります。

この姿勢で、手のひらを前に向けたときには、中丹田を通り過ぎて、下丹田あたりで止まってまた、上に上がっていき、湧泉に貫通しません。

せっかく体内の邪気を排出するために、時間を取って修練をしているのに、手のひらも向きだけのことで、効果が大きく後退してしまうのです。

下手をしたら、全く出すことなく終わってしまうかもしれません。しっかり正確な姿勢を取って、功法の持つ本来の効果を教授できるように修練したいものです。


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