御札、霊符、呪符、護符(2)
御札に詳しい神様というふうに呼んでみました所、陰陽道で有名な「安倍晴明」の神が出ていらっしゃいました。以下、「安倍晴明」の神のお話しです。
このお札を使う方法は、私が広く世の中(日本国内)に広める役割をしました。
それは、間違いではない事なのですが、それまでにも、多くの神々が無形の形で結界を作るというようなことを、すでに実践してこられました。
その実践してこられたことを有形の札などで示しただけのことです。
私が示したことを僧侶や力ある者、修練者、真似て拡げていきました。
神道における禰宜や権禰宜もその仲間に入ります。
山伏に代表される修験者たちもそうです。
それらは、多くの受け入れられるものを作り出しました。
私がしたことが広く拡がったのは、流言によって、人々に受け入れられてひろがりました。
宗教心があっても宗教が拡がらなかった日本において、うわさによって、札を使う因習が拡がりました。
そして、おおくのものたちが私のもとで習うことで、札を広く広める役割が果たされました。今日、秘密裏に使われてきた札の類は、このほかにもたくさんあります。
多くのものに教典として授けたという点で、意味があったのだと思います。
もちろん、間違いも拡がりました。
(つづく)