元極の秘法―意念鍼(いねんばり)  【気功講義 Vol.121】

我らが師こと「カメ仙人」の気功講義をご紹介していきます。

今回は「元極の秘法―意念鍼(いねんばり)」について、5回シリーズの2回目です。

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元極の秘法―意念鍼(いねんばり)

元極の秘法―点竅通経秘薬法(てんきようつうけいひやくほう)

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 しかし、私はその功法を最初見た瞬間から何故だか「これは私にもできる。」と思いました。実際蓮花山内のホテルの一室に帰ってから何人かに向かって確認してみましたが、きちんと出来ていました。

 帰国後もお遊びで、たびたび真似事をしていましたが、よくよく考えてみるとすごい功法ではあるが実際的なメリットがあまりないのではないかと疑問が湧いてきました。

メリットとして
1、実際の鍼を使わないのですから、鍼の費用はかかりません。
2、鍼の使い回しがあり得ないので、エイズやC型肝炎の感染はありません。

 しかし、現在はほとんど鍼の使い回しをしませんからこれはメリットとはなりえません。実際に鍼を打つのと同様、ツボに一本一本打って行くわけですから、同じように時間はかかります。
そこで私はどうせ意念で打つのであるから必要な箇所を全部を同時に打ったらどうかと思いました。悲しいかな私には鍼や経絡ツボの知識がほとんど有りません。そこでよく鍼のことに精通している達人に聞けばいいのではと思いました。さらに鍼を打つ技法も何もかも知らないのだから、技術に長(た)けた鍼灸師に手を貸してもらえばいいのではないかと考えました。その時、私の知っている鍼の達人といえば「馬礼堂–ばれいどう、マー・リータン」しかいませんでしたから、その人に頼むことにしました。馬礼堂は中国の気功家で、「六字訣」という功法を整理し広めた太極拳の達人でもあります。

 「馬八鍼」と言って「馬先生が八本の鍼を持てば治らない病気はない」と聞いていました。そしてその馬先生の知識と技術に対応できる鍼灸師を多く集めて、同時に多くの鍼を打つ仕事を頼もうと思いました。その通り馬先生に被術者の状態によりどこに鍼を打つべきかをお聞きし、腕の確かな多くの鍼灸師に打つことを依頼して、何人かの被術者たちに試してみると、「体中がチクチクした」とか、「悪いところが良くなった」などの感想を得ることが出来、確かに効果があるようでした。

つづく・・・

気功講義

Posted by masuda