金剛杵=独鈷杵、三鈷杵、五鈷杵。 四国霊場40番「観自在寺」(4)弘法大師・空海
空海の五鈷杵(ごこしょ)
観自在寺を訪れたことで、書き始めた金剛杵(こんごうしょ)の使い方の続き、四回目になります。
五鈷杵の先から出ているエネルギーは、中央部から螺旋状に、朝顔型の螺旋を描きながら拡がるように出ています。
中央からエネルギーを入れ、先端から出すような意念を使うと、中央から真っ直ぐに一本の螺旋状のエネルギーに変化するのです。
エネルギーを真ん中から、取り入れるようにと意念すると、底なしの渦に飲み込まれていくように五鈷杵の両端より周囲のエネルギーが吸引されて、回転しながら蒐集(しゅうしゅう)されていきます。
独鈷杵(とっこしょ)の時とは違い、五鈷杵に向かって左は右回り回転、向かって右は左回り回転でエネルギーが入っていきます。
また、人に作用させるときは、五鈷杵では、持つ者にとって右回りで入っていき、左から出て作用します。これも、独鈷杵とは逆になります。
エネルギーレベルとしては、独鈷杵、三鈷杵とは桁違いに大きく、三次元的な空間としてエネルギーの出し入れが可能になります。そして、これを扱う技量の持ち主は、歴史上殆どいなかったと言えるでしょう。
(つづく)
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photo by Sigma DP1
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