熊野神社 高山市国府町西門前 【ひだの神社 #019-02】
ひだの神社 #019
ひだの神社を順番にご紹介しています。(この項は、飛騨神職会発行「飛騨の神社」を参考にしています。)
稲荷神社(高山市国府町今)
白幣社
祭神 家津御子(けつみこの)神
合祀 早玉之男(はやたまおの)神
態野久須美(くまのくすみの)命
由緒 熊野神社は、室町時代末期に、安国寺の守り神として、開山瑞大和尚が勧請したものと伝えられている。
本殿の構造形式は、三間社見世棚造りで屋根は柿板葺、その平面は身舎正面三間、側面一間、内部は間仕切、総向拝付き、組入土台上に四本の円柱と、角柱大面取りの向拝柱が建っている。
向拝柱の柱頭には唐様笹繰付三斗組が、身舎に向かって架せられた海老虹梁と、向拝桁とに組み込まれている。
向拝にぼ頭貫がなぐ、天笠様の鼻肘木が造出肘木と相対している。この種の建物としては特異な形式で、昭和四十一年七月、町指定の文化財となり、同四十七年三月には県指定の文化財となったが更に、昭和五十四年二月三目、国指定の重要文化財となった。
例祭 9月7日
氏子 18戸
境内 361坪
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