出毒素(デトックス)ダイエット 痩せた人はなぜ短命なのか(脂肪の働き)【気功講義 Vol.96】
我らが師こと「カメ仙人」の気功講義をご紹介していきます。
今回からは「痩せた人はなぜ短命なのか(脂肪の働き)」について、3回シリーズの最終回です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
また、脂肪細胞は、危機的な状態を認識して、脂肪の細胞を増やそうと働きますが、信号を出しても出しても脂肪細胞が増えないので、あらゆる手段を使って、脂肪を増やそうとネットワーク機能を必死で使います。しかし、それでも増えない状態が創られると、相互に連絡を取り合っていた脂肪細胞や脂肪細胞を適度に保つ機構は、迷走したり、膠着(こうちやく)したりするのです。その一つは、甲状腺ホルモンの働きの低下です。身体の新陳代謝を押さえて、細胞の活性化を抑えます。働かない細胞は、相互に連絡を取り合うことを放棄して、孤立して協調しない細胞となり、身体の調和が乱れる結果となります。
エネルギーを浪費して老化が進行し、病気にもかかりやすい弊害のある、「痩せ」もまた、ダイエットの対象となりうる訳です。ここで言うダイエットとは、今では一般的な「痩せる」という間違った使い方の意味ではなく、本来の「健康のための食事コントロール」という意味です。
他所にも書きましたが、一般的なBMIで言うならば、22から24辺りのところが、健康的には理想の体型といえると思います。もちろん、身長だけの計算では、非常に不完全ではあります。胴の長さや足の長さにも関わってきます。人種によっても変わって来るでしょうし、筋肉のつき具合によっては、更に大きく変わります。
出毒素ダイエットは、脂肪の量が多い者も少なすぎる者も、人として健康で最適な脂肪量に近づけ、全身の調和を取るように働くMDです。
日之本元極 亀仙人
写真をクリックすると大きくしてご覧になれます。
PHOTO by Panasonic DMC-LX3