気功と薬物依存について 【気功講義 Vol.87】
我らが師こと「カメ仙人」の気功講義をご紹介していきます。
「気功と薬物依存について」について、5回シリーズの4回目です。
覚醒剤の使用と身体への影響
覚醒剤の使用で、身体の各部で、変形が起きることがあります。覚醒剤の使用で、広い意味での脳の攪乱状態が起きます。その結果として身体の細胞の異常な反応が起きます。皮膚や爪であったり、細胞の異常な再生や死滅であったりします。
脳の攪乱状態が、例え一時であっても、その作用は、脳細胞が覚えています。脳細胞は、異常な状態に依存してやめることが出来ず、脳が欲することになるわけです。そこの欲求を満たすがごとく何かで埋めることが出来れば、強く希求する欲求が満たされるわけですから、気(元気)や情報(元音)などでそれらを満たすことが可能な、日之本元極の功法が活かされることになります。
脳細胞は、通常では再生されることはありません。いつまでたっても、その細胞が経験を記憶しているわけです。その記憶は、本人が求めている覚醒剤やドラッグなどの変わりに、気で満たされて、そこに充満しますから、その修錬をしている者達は、「気」で満たされることによって薬剤同様に満足感が充満しますから、再発が防げるわけです。
しかし自分で修錬をしない者については、その希求する欲求を断ち切ることが難しい訳です。フラッシュバックが来たときにどう対応するかというのは、難しいことではあります。もちろん、気を紛らわせるための飲酒では更に増悪します。脳生理学的な考え方で言うと、脳細胞は過去の強烈な体験を記憶していて、それを忘れません。
鮮明なる記憶を覚えていて、忘れないのと同じです。ですが、フラッシュバックから立ち直れる人々は、確かな理性を働かせて立ち直ることが出来るのです。感情のままに行動するのではなく、強固に理性を働かせることで感情を抑えることが出来る人が、立ち直れるのです。
これは、どの分野においても同じです。感情を抑え、より強い理性を働かせることで、煩悩から逃れることが出来るというのは、より良く生きることの基本です。
この場合に以下の2点について考えられます。
1 脳の生理学的な問題を修錬によって解決する方法。
2 理性をきちんと育てて、感情の要求を乗り越えることが出来るという方法
その他には、「心身共鳴神法」によって脳細胞に働きかけ、他の脳細胞が代行して働くような作用をさせて、回復を図ることができると思います。
続く・・・