気功と薬物依存について  【気功講義 Vol.84】

我らが師こと「カメ仙人」の気功講義をご紹介していきます。

「気功と薬物依存について」について、5回シリーズの1回目です。

 たばこにしてもアルコールにしても、物質が身体の中に入ることによって、喜びが満ちて、快感が充満します。快感が充満して、快感(伝達物質)ホルモン?が分泌される。その分泌された物質に刺激されて、この上なく「嬉しい」状態を感じるわけです。そういう状態を修錬で(気で)満たすことは可能です。

 その快感を正常範囲の者達は、修錬で満たすことで済むのですが、過度なアルコールや抗鬱剤、覚醒剤などの薬物で破壊された脳には、それでは、不十分なので、「心身共鳴神法」が必要となります。これらの薬物の特徴的な作用として、一度侵されるとその薬物を止めても、一生その副作用が付きまとうという問題があります。「心身共鳴神法」は、その一生の問題への解決する為の回答と可能性を持っています。

覚醒剤について

 外見上は認識されない程度の破壊、快感のみが刺激されてしまう覚醒剤などの使用については、二足のわらじが必要です。つまりは、修錬と心身共鳴神法の併用が相応(ふさわ)しいと思います。覚醒剤の使用の場合には、本人が望むと望まざるに関わらず、定期的に快感の反応が本人を襲うことがあります。その時に修錬を自ら出来る者の中には、乗り越えられる可能性もありますが、その程度によっては、狂乱するばかりで、修錬だけでは難しい例も中には出てくるでしょう。

 その、使用した期間、、量、深さ、年齢、によって、それらは変わります。

 とくに、若年齢で使用した場合には、その後遺症の深さは深刻になります。苦しみと喜びが同居しているときほど、人の感情は大きく揺れ動いて「快感」に感じるものです。

 覚醒剤と云う薬物は、まさに、そのことが特徴的に実現している薬?です。

 身体の苦痛や感情的な苦痛はあるものの、その高揚したきらきらと輝くような幸福感が同時に表れます。苦痛と幸福感が同居している感覚にとらわれたときに、その快感が非常に強く身体に残されるわけです。どちらにしても揺れが大きかったときの方が、身体に強く印象が残ります。そして、それが忘れられないという結果になります。

 ですから、非常に幸福感を感じたときに皮肉にも、その場面(薬物の依存状態)を脳が思い出すわけです。それは、非常に不幸なことです。立ち直ろうとして、頑張って幸福感に満ちたときほど、覚醒剤によってもたらされた幸福感を思い出すわけですから、立ち直ろうとする者にとって険しい道になるのです。覚醒剤による薬害とはそういう特性をもちます。

続く・・・


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気功講義

Posted by masuda