天満神社、高山市国府町。 【ひだの神社 #003-02】
ひだの神社 #003
ひだの神社を順番にご紹介しています。(この項は、飛騨神職会発行「飛騨の神社」を参考にしています。)
天満神社(高山市国府町村山)
白幣社
祭神 菅原道真(すがわらみちざね)公
天津(あまつ)大神
建速魂(たけはやたま)神
天児屋根(あめのこやねの)命
由緒 成務天皇の御代、大八椅命が斐太国造りに任ぜられ朝廷の御儀に准じて、本母国津神社に対する天津神をこの地に祀り、忠臣心連すなわち村山連をして朝夕に拝察した社で、「天津神社」と称した。後世文徳天皇仁寿元年(西暦851)叙位、清和天皇貞観九年神階を昇進した。
追って村山連の祖神建速魂命、三世天児屋根命を合祀し、代々国造り巡拝の社として祭祀が行われた。
(「後風土記」・「式内八社国史所載十神再考録」)、降って乱世の世となり、社は荒廃した。
いつしか「天津神」の古称も、里人に忘れられるに至った。
五畿内並びに伊勢・紀伊国等の名所図会にも、「天神を天満宮に混じたること処々に見えたり。」と「飛騨国八社十神再考録」にもある。
例祭 9月8日
氏子 40戸
境内 4,428坪
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